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漫画家さん忘年会メモ

漫画家さん忘年会ウォッチングに関する単なるメモです…

・忍野慶殊先生…なかよしのおおうちえいこ先生の姉妹サイトとリンクがある。絵が似てる…
・十神真先生
・田中ほさな先生
・若木民喜先生
・江尻立真先生
・平井麻紗実先生
・SNJさん
・たかぎ七彦先生=ひらじろう=「た」管理人=PEROさんと共同で絵板運営
・明野みる先生(毎年恒例の発起人)
・のせじゅんこ先生(今年初参加)
・大塚志郎先生(今年初?)

・上のだれかと荻晴彦先生(超で連載してた)がイコールなはず…。
・武村先生と松江名先生がお友達みたい。そこつながりで大塚先生か。(大塚先生は松江名先生の元アシ)
・たかぎ先生はPERO氏と共同で特劇アプリオリのお絵かき掲示板を運営していた模様。
PERO氏の4コマ
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今日は1日アニソン三昧final

後30分ですか。
NHK-FMは私にとって聖地です。高校の時から部屋にいる時はいつもNHK-FM。今年も新しい曲との出会いを楽しみにしてます。

とりあえず私がリクエストした曲

水の星より愛をこめて
空へ…
ヒコーキ雲
輪舞-revolution-

中途半端に古い曲ばかりリクエストしてみました。

今日は1日実況に張り付いてるかも笑。また鯖落ちなんてことになりませんように!

また昼頃感想かこうと思います。
[ 2008/12/31 09:02 ] 音楽 | TB(0) | CM(2)

武村勇治先生の単行本巻末は若木民喜先生祭り2

☆武村先生の作品チェック~
武村勇治先生の単行本巻末は若木民喜先生祭りの続きです。
今じゃ「神のみぞ知るセカイ」で大人気な若木先生ですが、8年前は武村勇治先生「マーベラス」の単行本巻末でおまけ漫画を描いてたよって話でした。

この機会に武村先生のメモを少し。あとで整理しますが一応メモ。
武村先生の2000年~2003年までの日記
2004年~2008年までの日記
文章が面白いです。関西ノリというか、若木先生の師匠というのもうなずける笑。

民君、T君の名前で若木先生の話題が時々でてる。
例えば
>元アシの民君もビートルズにはかなり詳しく、そんな人たちにはやはりたまらない格別 な存在なんやね~。(2002/9/14)
とか。(ポール・マッカートニーのライブに行ったときの感想)

個人的に気になった記述。
2000/12/05(火)
担当さんと酒を交わしながら次回作の話で盛り上がってた。 担当のT氏も気合いを入れて次回作をヒット作にしようとしてくれててありがたいことです。 この気持ちに応えるためにも頑張らねばねぇ。 それはそれで打ち合わせしてる間に伊集院光のアップスを聴いていて 2人して爆笑していた。 「いや~ここで同時に笑うってのは笑いのセンスが似てるんだね~」とT氏。 「次回作ではギャグもいかしたの描こうね~」と張り切っていた。 T氏は「かってに改蔵」をヒットさせた実績があり、ギャグセンスは大した物。 俺の次回作も改蔵のような秀逸のギャグを描ければ幸いッス。(何漫画?) マーベラスの原稿を全てわたした。 これで本当にマーベラスは終わったのだ・・・。 ありがとう。マーベラス。

担当T氏はサッカーマニアな坪内崇氏ですね。坪内地丹の元ネタ。

ダイキチの大幅な設定変更に翻弄されたり、掲載がいつになるか分からなかったり…と、連載作家の苦悩が伺われます。

☆武村先生の「描く意欲」
私が読んでたのは以下4作品。画像は小学館のオンラインコミックから引用~

あらかると
あらかると(1996年~1998年 少年サンデー超連載)

マーベラス
マーベラス(1999年~2000年 週刊少年サンデー掲載)

売ったれ!ダイキチ
売ったれダイキチ(2003年~2004年 週刊少年サンデー掲載)
※2002年短期集中連載で「ダイキチの天下一商店」

我が名は海師
我が名は海師(2004年~2008年 ビックコミックスピリッツ掲載)

不定期タケムラ!から
今連載中なのは
小学5,6年生で「風の棋士ショウ」
07210686.jpg

コミックバンチで「義風堂々!!」
の2作品。

まったく絵柄が違うこの2作…これを同時期に描ける武村先生ってすごい…
「風の棋士ショウ」は今サンデーで連載してる佐々木健先生と入れ替わりで連載になったみたい。
原作クレジットなしの武村先生の連載漫画は「マーベラス」以降初かな?(監修はついてますが)

・「義風堂々!!」の原作、原哲夫先生のインタビュー
インタビュー:「義風堂々!! 直江兼続」で原作初挑戦の原哲夫さん 「兼続が生きた証し伝える」
原先生が武村先生についても語ってます。

こうやってみると連載デビューからほとんど切れ目無くお仕事されてるのが分かります。
若木先生も言っていたとおり、週刊連載獲得の気合が違うんだろうなぁ。
マーベラスで打ち切りになってもダイキチの企画を1年あけずに取ってるし(本連載になるまでは紆余曲折あったようですが…)、今回も「我が名は海師」連載終了後、間空けずに「花の慶次」続編なんていう超ビッグな仕事とってるし(しかも月刊連載と平行)。
プレッシャーも大きいと思いますが、武村先生が描くキャラの表情がめちゃくちゃ好きなんでこれからもいい作品描き続けてほしいです。個人的には「ダイキチ」「マーベラス」は連載終わってしまってがっかりだったんで、また少年誌で描いて欲しいところですが。

武村勇治先生の単行本巻末は若木民喜先生祭り

☆やっぱり武村先生が描くキャラの表情が大好き。
マーベラスの巻末にて若木先生発見っ!の続報です。

昨日は久々に古本屋めぐりをしていました。お目当ては武村勇治先生の単行本っ!

若木先生の描いた背景見れるかなーくらいの軽い気持ちだったんですが…武村先生の単行本、なんとアシスタントさん1人につき1ページおまけ漫画描いてるんですよっ!もちろん若木先生もっ!若木先生以外のアシスタントさんの漫画にも若木先生の登場率が高い笑。ムードメーカーだったんだなぁ。

一応補足しておくと、若木先生の師匠は武村勇治先生。初週刊連載開始の時に、武村先生がアシスタント引き連れてサンデー見に行ったってエピソードを書かれていたので、若木先生は武村先生の初週刊連載「マーベラス」(1999~2000年)からアシスタントとして活躍されていたようです。月刊連載だった「あらかると」の連載終了が1998年だったので、そのときからかもしれませんが。

以下、「マーベラス」3巻(2000年8月)の巻末おまけ漫画の紹介~
武村先生 マーベラス3
武村先生による「マーベラス」のスタッフ達。
右から
スタッフ長男タミくん(若木民喜)
スタッフ長女トモちゃん(平井智子)
スタッフ次女(ホントは男性)ノゾミちゃん(吉村望)
武村勇治先生

若木先生はアニソン三千曲以上ストックするスーパーDJってことで、こんなビジュアルで描かれてるみたいです笑。

続いてアシスタント吉村望さん(第49回新人コミック大賞入選『ボクらのタイムリミット』でデビュー。今は何されてるんでしょう…)の漫画も若木先生ネタ。
アシスタント吉村氏 1
アシスタント吉村氏2
ものすごーく楽しそうな仕事場だ笑。

そして若木先生の漫画。
若木先生1
若木先生2
サンデーなまずの帽子をかぶってる若木先生。サンデー愛を感じますなっ。
マーベラスはボクシング漫画でかなり男成分が多い漫画なんですが、意地でも女キャラを立てようとする若木先生…あっぱれ。
ほかにもマニアックなガンバ大阪ネタ、勢い重視のネーム(セリフ)、かわいい絵柄等々は今の若木先生に引き継がれてますね。


私は武村先生の連載デビュー作「あらかると」以降、おそらく全作読んでるんですが、単行本は持ってない…かつ、サンデー時代の武村先生の作品は発行部数少なくて手に入りくい…お気に入りの作家さんだし、これを機会に集めよう!と思い立った次第。でも、見つけたのは「マーベラス」3巻(2000年8月)と「売ったれ!ダイキチ」1巻(2003年9月)だけだったりする…。
「マーベラス」は新品の全巻セットがbk1で取り扱ってたので早速注文しましたが、ダイキチやあらかるとはオクで出るのを気長にまつしかないのか…
小学館のインラインコミックスでは買えるんですけど、なるべく紙の単行本で欲しいし、巻末おまけが全部載ってる保障はないし。コミックパークのオンデマンド出版って手もあるけど、全部買うにはさすがに高すぎる…(1冊あたり945円)小学館の人、重版してくれないかなぁ…

「ダイキチ」のほうでは若木先生のお名前なかったので、若木先生がレギュラーアシスタントで活躍されてたのは「あらかると」後半(1998年)もしくは「マーベラス」開始(1999年)~ダイキチの短期集中連載版「ダイキチの天下一商店」(2002年)までくらいでしょうか。「情報怪盗アルバトロス」の企画が動き出したのが2003年頃みたいなので、それまではアシスタントしてたかもですが。

追記:武村先生の2002年9月14日の日記に
>元アシの民君もビートルズにはかなり詳しく、そんな人たちにはやはりたまらない格別 な存在なんやね~。
という記述があったのでダイキチには関わってないようですね。

ちなみに、「売ったれダイキチ」のアシスタントさんには新人コミック大賞の大賞(めったに出ない)を受賞した「ゴッドルーキー」の作者、宇佐美道子先生がいます。高橋留美子先生がかなり褒めていたのが印象的でした。新コミ入選の作品は大体増刊号に載るのですが、「ゴッドルーキー」は本誌掲載。編集部の期待もたかかったのかなという感じですが、その後サンデー超などで数本読みきりを発表されただけで、サンデー本誌では描かれてません。もどってこないかなぁ…「メイド刑事」の作画はこの宇佐美道子先生なのかな?このときの新コミ入選作「魔法の卵使い」を描いた桐幡歩先生は去年本誌に読みきり載せています。

更に追記:マーベラス全巻単行本手に入りました。巻末おまけは漫画若木先生の登場率高すぎ笑。
神のみぞ知るセカイ:他の人が描いた若木先生を見てみる①
神のみぞ知るセカイ:他の人が描いた若木先生を見てみる②

マーベラスの巻末にて若木先生発見っ!

20081229151246
もはや神のみぞ知るセカイ関連のストーキングブログのようだ…

このサングラスにーちゃんが若木先生らしいですよっ
約8年前~
詳しくは後でっ

漫画家さん忘年会ウォッチング

☆神のみぞ知るセカイFLAG34完成版更新しました~
神のみぞ知るセカイFLAG34 感想とか元ネタとか
遅くなりました~。すみません。元ネタ追究が面白かったですよ笑。
特にINAZUMAとゾンビとの関係の邪推が。

☆一線越えないように…ね
またもや、ストーカー的記事ですよ。
おそらく、週刊連載をされてる漫画家さんもそろそろ仕事収めってことで、忘年会シーズンのようです。
とはいっても、若木先生まだ作画してるみたいですが…お疲れ様です。若木先生は忘年会4連続か。お友達多いですよね、先生。
それはともかく…若木先生女性の作家さんと仲良すぎですよ笑。黒丸先生といい、明野先生といい。
割と「友達」や「ライバル」な感じで甘甘じゃないところが、なんとも笑。
わかきた・みき=女性作家だと勘違いしてる人が多かった、というエピソードも頷けます。

というわけで、12/27の忘年会を勝手にウォッチング。
☆我らが若木先生~っ!!
12/27:忘年会4 番勝負・初日
12/28:天下一牛取り大会
焼肉と、ニムト。ニムトについては10/18:ほんにありが論を参照。
カードゲーム…やってみたいなぁ。

>特に最後にやったニムト・・・。夜。僕の家。沢山いたマンガ家達もほとんど帰宅し、最後に残ったのは、若木民喜、高木七彦、黒丸、そして、マリンハンターの大塚志郎くん(僕、初めて沢山話したよ)という面々。

大塚志郎先生もかっっ。ちょっと意外です。松江名先生周辺の作家さんだから。どこつながりだろう…?最後の最後で2009年の仕事運を掻っ攫っていった若木先生。いやあ、幸先いいですねっ。
私も全力で応援していくぞっと。

>黒丸さんのブログでも同じ勝負の記事が載っているので、マルチサイトでお楽しみください。
ってことで…

☆黒丸先生はかっこいい。
忘年会と激闘カードバトル
忘年会ルートとしては、焼肉→黒丸先生ち→若木先生ちって感じみたい。
参加者名簿も載ってる~

・忍野慶殊先生
・十神真先生
・田中ほさな先生
・若木民喜先生
・江尻立真先生
・平井麻紗実先生
・SNJさん
・たかぎ七彦先生
・明野みる先生
・のせじゅんこ先生
・大塚志郎先生


武村先生門下のつながりが多いのかなぁ。
なんとなく、関西出身の作家さんが多いような。
武村先生はこれなかったそうで、残念。

おお、田中ほさな先生!
「暗号名はBF」で、デビューはサンデーだったんですよねぇ。毎週楽しみでした。(打ち切りだったけど)今はシリウスに移って「乱飛乱外」で大ブレイク。単行本の帯に、久米田先生が「お前も音羽に拾われたのか。」というコメントを寄せていて笑ってしまったことを思い出します。(音羽=講談社。一ツ橋=小学館。)

で、若木先生、クリスマスケーキ入りきらなくて黒丸先生に提供ってかいてたけど、のっけからチーズケーキ選んでるやんっ!自分で食べる気ないやんっ!若木先生はチーズ大嫌い。
イデミのチーズケーキに関しても
>やっぱ悶絶!これはトシのよりもフルーツ分が少ない分、ガチンコでチーズとバーサス状態!一口でギブアップ。

参考URL
イブイブケーキ
12/23:クリスマスはどんな状況でも楽しいもの。
8/17:敢えて言えば。
ちなみに、8/17の記事はアルバのピジョンについて語られていて興味深いです。

のせじゅんこのおまま村:忘年会
なるほど、忘年会は毎年恒例で、発起人は明野みる先生なのね。
のせじゅんこ先生、ちゃおの新人作家さんですか。残念ながら読んだことないですね…黒丸先生のペット、にゃにゃちゃんかわいい。

☆たかぎ七彦先生、覚えておきますっ
毎日が夏休み!:忘年会 その3
高木七彦って誰ぞ、と思ってたら、P2!の江尻立真先生のアシスタントさんで、今年モーニングで短期集中連載やったみたいです。(余談ですが、江尻先生スクランの最終回にコメント寄せてて驚きました。)

>若木さんがメモ帳に使用しているのはご本人の原稿コピー反故用紙。
ってことで、若木先生のブログにのってたスコア表の大きいバージョンがのってるんですが、楠主将と桂馬が笑。

☆たかぎ先生のリンクから飛んでみる。
平井麻紗実のhira*りん日記:忘年会in江古田
平井麻紗実先生、数年前サンデー超なんかで何度か名前をお見かけしたことがあるなぁ。そういえば、忍野慶殊もサンデーで見た記憶が。
今は講談社中心のようです。

焼肉の写真付き~会場は江古田だったみたいです笑。
「おしゃれ作家Tさん」がたみー先生なんでしょうか。他に当てはまりそうな人がいらっしゃらない…
そういえば京大マイコンクラブのBBSでも、若木先生はおしゃれさん扱いだったね。

三次会会場が江尻先生ちになってる、はて…?

☆若木先生のリンクから、十神真先生。
気がつけば
>若木氏に「そういえば太ったな」と言われ、こないだ会ったばっかやんけ…とか思いつつも「やっぱ太ったんかなぁ…」と。体重はあんまし変化してないんだけども。


忘年会メンバーのHPやブログ、大体たかぎ先生のHPのリンクから飛べるみたいです~

ひとりごと。
今日は有明祭り1日目でしたね。コミケはおろか、同人誌即売会的なものには数える程度しか行ったことないのですが、憧れは多大にあるのです。
特に、若木先生ファンになってからは、去年若木先生が寄稿した、サンデーGX企画島本和彦先生トリビュート同人誌「ほしじぇね」の再販が今年もあると聞いて、あー、企業ブースだけでもいきたいー!ともだえているありさまです。来年はいけるかなー。というか来年まで再販やってくれるんやろか。

あとで追記するかもですが、この辺でひとまず。

神のみぞ知るセカイFLAG34 感想とか元ネタとか

FLAG34「つみき☆くずし」
神のみぞ知るセカイFLAG34 感想速報版の完成版です。
☆過去の感想・元ネタ・考察はここにまとめてます。
神のみぞ知るセカイ 感想とか元ネタとかのまとめ

よみましたっ
桂木麻里さん、お母さんなのに可愛すぎだよっ。親子共々可愛すぎだよっ!!
バイクに乗ったら落ち着く、「峠の雪女」と、アホ面でゲームに興じる「落とし神」。ある意味似た者親子。(眼鏡外すと雰囲気変わるのも親子共通ですが、桂馬最近眼鏡外さないなぁ。)
こういう可愛い家族を見てると、何だか反省してしまうのはわたしだけじゃないはずだー!
…そんなベタな「可愛い」家族なお話でも、「神のみ」では重要なエピソードになってるのね。

1/20追記☆若木先生によるFLAG35の解説
12/31:FLAG34「つみき☆くずし」
お母さんにこだわる若木先生。「お母さん」は完璧なツンデレ奉仕滅私型ヒロイン。母と子の肉親色を薄める過程で色々なキャラが生まれていった、と。今じゃ血のつながってる兄弟やお母さんでもOKな作品が増えてきて、1つの属性として様式化が進みつつあるのかも。とのこと。

☆崩壊してそうな家族をつなぎとめているもの。
息子はギャルゲー廃人、父親は家庭放棄…生活スタイル噛み合わず、とっくに家族は破綻してそうな感じですが、桂馬も桂馬パパもここぞというところで麻里さんをフォローしてるのがすごい。あまり良い言葉じゃないかもですが、「ご機嫌取り」というのは重要ですね。特に家のことを一人で担ってる母親には。たまには感謝を示さないと、家族は崩壊していくんだなぁ…一人一人が、気持ちよく暮らしていくこと。そのための、ちょっとした気遣い。…うーん、そういうのって長い間忘れてた気がする。
ちょびっと、若木先生の家族観が見えた気がしますな。

家族愛がテーマの話っていうと、過去のトラウマおんぶ系の重い話(PEPO氏が言うところのイタい話ですね)がデフォルトみたいになってますが、若木先生はとことん「普通」の日常から切り取る家族愛を描いてくれますね。(サンデーはそんな作品多い気がします。藤木先生の「こわしや我聞」もバトル漫画でありながら、家族のあり方が大きなテーマになってましたねぇ。)

☆サブタイトル
「つみき☆くずし」ってことで、ノンフィクションの大ベストセラー『積木くずし-親と子の二百日戦争-』が元ネタでしょうか。数年前にみた積み木くずしの真相を描いたドラマはかなり衝撃的だった記憶が…。以下wikipediaから引用~

積木くずしより
>ある日突然、不良少女となった実娘・穂積由香里との200日間の葛藤を描いた作品であり、日本国内で250万部を超える空前の大ベストセラーになった。
又、続編として『積木くずし あとさき悩める親からのアドバイス』『積木 その後の娘と私たち』『積木くずし(続)』『積木くずし崩壊 そして…』『由香里の死 そして愛 積木くずし終章』が出版されている。
著者はいずれも穂積隆信による物で、特に実質完結篇となった『由香里の死 そして愛 積木くずし終章』はそれまで明らかにならなかった真実等が書かれており、これを基に出版から約1年後の2005年9月に「積木くずし真相 〜あの家族、その後の悲劇〜(フジテレビ)」というタイトルで舘ひろし・杉田かおる・安達祐実主演によってドラマ化された。前編はいじめによって非行に走る娘と両親の戦いの日々を描き、後半は積木くずしの大ブーム、娘の逮捕、両親の離婚、母の自殺、そして娘の突然死を描き、高視聴率を獲得した。


☆麻里さんの教育方針
「好きなことに打ち込むのはいーことよ!!」
「私はそういう所を大切にしてほしいの~」
「私もそういう時あったし」

ってことで、ゲームに対する桂馬の「本気」は信じてるようです。偉いっ。
この感じじゃぁ、M資金=麻里さんのお金って線もあり得るような…ですが結構厳しく躾られてるようなので、湯水のようにお金与えてるってのはないと思うんだけどなぁ。どうなんだろ。
それでも、やっぱり将来どうなるかは、すごーく心配してる模様。
普通の息子の親孝行に憧れる麻里さんに、エルシィが気を利かせて桂馬と麻里さんのデートを画策。しかし、喫茶店どーなるんだ笑、せっかく開店準備したのにぃ。従業員とかいるのかね?

☆ゾンビが出そうなショッピングモール「イナズマート」の元ネタを邪推してみる
ショッピングモールでゾンビ出現って、ゾンビ物じゃよくあるパターンです。映画の「ゾンビ」しかり、ゲームの「デッドライジング」しかり。グロいゲームが苦手な私にとって「デッドライジング」なんて死んでも無理ゲーでしょうが、映画好き、ゲーム好きの若木先生ならどっちもチェックしてそうだ。
うーんでも、「イナズマ」というところを考慮すると、同人サークル「デジタルアクセルワークス」の作家さんINAZUMA氏を意識してるのかもしれません。INAZUMA氏は「佐藤ショウジ」名義で「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」という学園ゾンビ物の漫画を連載中です。
若木先生の好きな同人作家の傾向分からないのでなんともいえませんが、(コミケ行けなくても友人に買い物頼んでるようなので同人自体は結構読んでそう。)INAZUMA氏の作風をwikipediaから引用しときます。
>佐藤ショウジは日本の漫画家。成年向け漫画、同人誌においてはINAZUMAを名乗る。
九州出身、九州在住。自身の個人サークル“Digital Accel Works”で発行する成人向け同人誌は、巨乳と汁気の多い作風。

…参考までに、PERO氏はお気に入りとしてよくあげてましたね。
INAZUMA氏のHPはこちら。(18禁含む)→デジタルアクセルワークス

☆麻里さんは任侠モノ映画と漫画好き
イナズマート内でのいろんな小ネタをチェック~
・麻里さんがチェックしてる漫画、「オットットロード」の元ネタは紡木たく先生の「ホットロード」でしょうか。少女漫画なのに暴走族物。80年代半ばの中高生に絶大な支持を得た漫画です。尾崎豊をもっとリリカルにした感じ、という印象。
・…値上がりしてる白菜に対して「テレカ付きか?」の桂馬はつくづくゲーム脳だね。
・仁侠映画「平成賭博北陸サブプライム選手」には元ネタがあるんでしょうか?
・コクヒカリ=こしひかり、JOYSRUS=トイザラス。

☆昔の桂馬を思い出せない…アルバトロス的貴種流離譚を思い出させます。
「…昔からそうだったけ…」
「ずっと一緒にいたはずなのに…以前の桂馬が思い出せない…」
「なんだか…生まれた時からゲーム抱えてきたような気さえしちゃう…」

「現実なんてバブー」の桂馬が可愛すぎるっ。最近デフォルメ多いですね。
それはともかく、桂馬のゲーム好きの原因が不明ってのは、最後まで出生の秘密が謎だった「聖結晶アルバトロス」の主人公ユウキを思い出さずにはいられません。ユウキだって、実は神の子だったわけで。

アルバトロスで描ききれなかった、表のストーリーから隠れた貴種流離譚を今度はコメディーの中でやろうとしてるのかも。

1/26:「聖結晶アルバトロス」総括(下)から少し引用。
>こういうややこしい設定を作ったのは別に読者を驚かせようとかではなく、全てのキャラクターの性格、ストーリー展開に、全て理由をつけたかったからです。主人公が派手な髪型だとか、親に厳しく育てられたとか、特別な能力があるとか、というのは、もはや飽き飽きするほど当たり前の設定で、制約の多い少年漫画では無意識のうちに選択される、いや選択せざるを得ない設定です。ボクはそこで、ものすごくストレートな少年漫画的設定を敢えて採用して、それを何とかしてストーリー的な理由を付けられないかなと思って、色々な設定をくっつけたのでした。

アルバトロスの隠れた設定に関しては、若木先生の以下の記事を参照してください~
1/25:「聖結晶アルバトロス」総括(上)
1/26:「聖結晶アルバトロス」総括(下)

☆麻里さんが米屋の親父からのっとったバイクはドゥカティ1098…かな?
wikipeda:ドゥカティ・1098より画像引用~
ドゥカティ・1098
米屋の親父がなんでこんなバイクを…笑。
しかも、
>後方排気レアウトのマフラーと太もも付近にエキパイがあるので着座位置は非常に熱い。乗る際はなるべく皮ツナギか皮パンツ着用した方が望ましい。
なのに、スカートでのる麻里さん凄い…

☆今週の煽り文
1ページ目真ん中
今度の攻略対象は、ま…ま…まさか、ママ?

ロゴ上
単行本第3巻1月16日ごろ発売!!

1ページ目左端
■桂木麻里さん、年はヒミツ♥

18ページ目柱
■意外にも家族を大切にする、神様なのでした……☆

☆巻末コメント
Q.今までもっとも長く起きていた時間と状況を教えてください。
A.昔、DOAX(デッドオアアライブエクストリームビーチバレーボール)を気絶するまでやった。時間は覚えていない。

DOAXに律儀にルビ打ってる編集さんに涙。はっきり言って読めませんっ笑。
格闘ゲームDOAの半裸くのいちあやねは若木先生の嫁というのは周知の事実です笑。DOAは格闘ゲームですけど、DOAXは「DOAの女キャラ達とのミニゲームや水着グラビアを楽しむ素敵なバカンスゲーム」、完璧ギャルゲーですねぇ。

若木先生曰く、DOAXは
>まさにこの世の地獄だった。地獄ゲームだった。
むやみに高い水着の価格設定。水着がすぐに揃わないように工夫されたランダム要素の数々。それらに加えて、ゲーム性のかけらもないやたらに簡単なミニゲーム。プレイヤーはひたすら脳も何も使わずバカみたいに単純なバレーをやり、金を貯め、水着を買い、プレゼントした水着を捨てられ、また作業でバレーをやり、金を貯め・・・という永遠のループを何百時間も繰り広げていたのだ。まさに賽の河原。ボクは前作で、そういう作業に結局ほぼ1年丸々使った。寝食を忘れて、というが、まさに人生すら忘れて水着集めに没頭したのだ。いや、没頭させられたのだ。

さらに、DOAX2も
>あんなに文句言ってたのに、気が付けば15時間連続でDOAX2やっちまった・・・。
・・・・こ、このままではまた人生を捨ててしまいかねん!

という状況だったみたい。若木先生の嵌りっぷりが伺えます。詳しくは、若木先生のブログのDOAX2のカテゴリをどうぞ~。先生、ホント漫画かいてなかったらどうなってたんだろう笑.

オトナファミ2009冬号の『2008年絶対に読んで欲しい漫画BEST50』11位に「神のみぞ知るセカイ」がランクイン

☆発表!3000店の書店員が選んだ「2008年」絶対に読んで欲しい漫画BEST50
「神のみ」載ってるって情報聞いてオトナファミ買ってきましたよ~
このマンガがすごい!のランキングに入らなかったことに落胆してたのでかなりうれしいっ!
公式サイトはこちら→オトナファミWEB

このランキングの趣旨は
毎年多くの新連載が始まり、楽しみが増える一方で、惜しまれながらも最終回を迎える作品もある。そんな日々変化し、多様化している漫画界の動向を鋭く観察している全国3000店の書店員の皆様に、この1年で最もオススメしたかった作品を選んでいただきました。
とのこと。

本屋大賞の漫画版みたいなもんかな~。
全国の書店3000店を対象にアンケートを実施し、今年最も面白かったと思う漫画3作品を推薦していただきました。その結果を1位=10点、2位=5点、3位=3点として集計しています。

「神のみぞ知るセカイ」は11位。
以下オトナファミ41ページから引用~
(獲得ポイント数はかかれてませんが、10位は338点です。参考までに。)

11位 二次元界ならキムタク超え『神のみぞ知るセカイ』若木民喜
ギャルゲー百戦錬磨のオタ男子・桂馬の前に、エルシィと名乗る悪魔が現れた。彼女との契約により、リアル恋愛初心者の桂馬が、三次元の女子攻略に乗り出す!
・知識、経験の深さを感じさせる。(南海ブックス・斉藤さん)
「二次元界ならキムタク超え」…また名キャッチコピーが誕生しました笑。この作品に関する煽りは素敵なのおおいですねっ。書店員さんのコメントも絶妙ですな。その深さは若木先生に対していってるのか、桂馬に対していってるのか…いや、どっちもかな?笑
美生とキスして駆け魂が出るコマと2巻の表紙も載ってます。
10位まではもっと大きい扱いだったのにぃ。残念!2009年はもっともっといろんなところで注目されますようにっ!…といいつつ、1位とかとったら寂しくなりそうだ笑。

ちなみに
1位「聖☆おにいさん」
2位「よんでますよ、アザゼルさん。」
3位「トリコ」
4位「GIANT KILLING」
5位「ぬらりひょんの孫」
6位「ムダズモ無き改革」
7位「ONE PIECE」
8位「flat」
9位「ママはテンパリスト」
10位「町でうわさの天狗の子」
11位「神のみぞ知るセカイ」
12位「よつばと!」
13位「ヘタリア」
14位「ちはやふる」
15位「ヒャッコ」
16位「海街diary」
17位「おやすみプンプン」
18位「弱虫ペダル」
19位「宇宙兄弟」
20位「君に届け」

…って感じでした。
神のみ以外では、天狗、海街、プンプンと見事に小学館系しか読んでないことに気づいた。
ほかのも読んでみるかー!


☆技巧派から新人まで、今読みたいのはズバリこの人!要注目の作家BEST10
こっちにも、若木民喜先生が5位にランクインっ!
以下47ページから引用~

5位 若木民喜(『神のみぞ知るセカイ』)
’93年の第33回新人コミック大賞入選から、長い下積み時代を経て、’06年『聖結晶アルバトロス』でデビュー。遅咲きの注目作家。
・主人公がギャルゲーオタという発想が新鮮。(某店・アリーヴェさん)
なんちゅーか、wikipediaをそのまま引用したような文章だなー。確かに遅咲き、オタクってのもキーワードでもあるでしょうけど、もっと作風に触れてあげて欲しい笑。

ランキングは
1位島袋光年
2位末次由紀
3位福満しげゆき
4位美内すずえ
5位若木民喜
6位富樫義博
7位大場つぐみ・小畑健
8位青桐ナツ
9位武梨えり
10位椎橋寛

ってかんじです。
作品がヒットした新人と、注目のベテランって感じですね。

FLAG34の完成版は明日になりそうです~すみませんっ。

仕事納めはお寿司とともに

20081226125854
20081226125851
仕事納めの日は昼ご飯支給なのです。
幸せ。
いつも以上に時間かけてたべてたらもう昼休み終わりや。
今から今年最後の記者会見であります。新年に仕事持ち越さないように…なんとか…

昨日はクリスマスだというのになーんにもしなかったんで、(久々に帰ってきた弟と話てただけ)今日何かしようと画策中。FLAG33の完成版も今日中に上げます~
[ 2008/12/26 12:58 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

神のみぞ知るセカイFLAG34 感想速報版

FLAG34「つみき☆くずし」
☆今までの感想、考察、元ネタとかはこちらにまとめてます~
神のみぞ知るセカイ 感想とか元ネタとかのまとめ
よみましたっ
あの~サブタイトルの元ネタ(ノンフィクションベストセラーの積み木崩し…ですよね?)のドロドロ具合と本編のファンシーな家族愛っぷりのギャップが凄いんですが笑。

でも、崩壊寸前のように見える家族でもそこにはきちんと愛があるのよ、というのは「積み木崩し」と同じなんだな。

家族愛がテーマの話っていうと、過去のトラウマおんぶ系の重い話(PEPO氏が言うところのイタい話ですね)がデフォルトみたいになってますが、若木先生はとことん「普通」の日常から切り取る家族愛を描いてくれますね。(サンデーはそんな作品多いです。)

以前、インタミ回は桂馬の痛い部分を見せるとともに、「神」じゃなく「人間」な部分を見せる目的があるんじゃないかって書きましたが、今回はホントそんな感じだなぁ。
更に、前回に続いて桂馬が素で落としセリフ吐いてて…現実でも女子攻略の「神」になりつつあるのが実感できますな。
(インタミ回は「インターミッション」回の意。本誌ではイタ回になってるみたいですね。)
(この場合の「普通」は、キャラ達にとっての普通って意味ね。少年誌的なぶっとんだセカイの中での「普通」を違和感なく描いてしまうって意味で。)

今回の神のみはベタ過ぎるくらいベタな話。ともすれば陳腐になってしまいそうな話でもキャラの表情とセリフで魅せまくり、神のみのセカイに染め上げてしまってますなぁ。今回の麻里さんと桂馬にキュンとこない読者がどこにいようかっ!

あとは気になったところをメモ~完成版で書きます。
・ショッピングモールで、ゾンビがでそう…そのまま映画の「ゾンビ」ですか?
・いつから桂馬がゲーマーなのか、覚えてない麻里さん。これは怪しい…何かの伏線ですか?

・打ち込めるものに対して寛容な麻里さん。これじゃホントにM資金はお母様から出ててもおかしくないなぁ…

・なんだかんだ言ってお父様も麻里さん思いよね…押さえるとこ押さえてるっていうか。家族が崩壊しない秘訣は「ご機嫌取り」のタイミングなんだと思う。これって真実。
離婚になることはなさそうね。

・夫婦の間でエルシィはどういう扱いになってるんだろう…
・桂馬の30年後予想図が笑。子供いるし再婚してるしっ。2次元ジゴロ。
・日付は11月26日ってことは、夏服にはまだまだ遠いね…

・蛇足
明日帰省予定の弟からメール。
「暇になりそうやからシスプリ買っておいて。」
クリスマスイブに来たメールがこれですよ?
…私は麻里さんみたく信じきる自信がないです…
声オタ、二次コン、百合好き、ファオタ…まさに四重苦。どんだけ金かかるねん。
せめて自分で買えよっ!この前貸したスカーレット(エロゲ)も返ってきてないし。

完成版は明日~明後日あたりにっ!もうすぐ仕事納めやっ!

更新お知らせ

神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとか後半
画像とかも全部入れて完成させましたー。若木先生の解説が素敵すぎますね。

小学館謝恩会ウォッチング
明野みる先生の謝恩会レポを追加しました。

「神のみぞ知るセカイ」は何で面白いんだろう?と考えるためのヒント集2~若木先生の言葉から~
まだまだ途中~。現在進行形コンテンツ。作家の言葉から作品を読み取ろうなんて無粋ですけど、作品外の若木先生の言葉までもが心に引っかかってるんですよ、私はー!おっかけというか、変態というか、ストーカーというか…

☆雑誌情報
神のみ本スレFLAG35より
971 名前: 名無しさんの次レスにご期待下さい [sage] 投稿日: 2008/12/21(日) 13:40:18 ID:yaIb4d4b0
既出かもしれないが、今月号のオトナファミで
2008年絶対に読んで欲しいマンガランキングで神のみが11位に入ってた。
要注目の作家ベスト10で5位にたみーが入ってたよ。
こういうランキングって信憑性が薄いかもしれないけど嬉しいな
『二次元界ならキムタク超え』ってアオリがウケたw

オトナファミやったら駅前の本屋でうってるわ~と思って買いにいったらなかった。
今から別のとこで探します…

あと、ブログのカテゴリも整理しました。
ちょっとはみやすくなっただろうか。


[ 2008/12/23 14:34 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(6)

「神のみぞ知るセカイ」は何で面白いんだろう?と考えるためのヒント集2~若木先生の言葉から~

個人的に気になった言葉をどんどん追記していきます~。
「読者は作者を志向する」を地でいっちゃってる感じですが…
作品は作品単体で見つめるのが第一で、こういった作品の裏側はそれの補足として読むのがいいと思うのです。こっち(作者のおっかけ)が本筋になっちゃあ、いけませんね。一番大切なのは作品そのものだよ!と、オーケンのあとがき、解説嫌いの理由を読んで自戒。

12/8:FLAG32「Singing in the Rain」より
・僕はええ大人になっても、こういうモヤモヤが抜けなくて、努力も何にもしないくせに、「僕は本当は何かができると思うんだけど、それが何かわからない」という状態で20代モンモンとしていました。
・ただまあ、僕はそういう自分が体験したことないことを描くことができないんで・・・どくどくと血が流れるようなトラウマより、これからも「鈍痛」を主に描いていくことになるでしょう・・・・。

プロが語るまんが秘伝!!若木民喜先生part4より
・自分にしか描くことのできない本物の価値観を持ってなければ、それこそ連載なんて夢のまた夢。すぐにネタ切れしてしまうのは必至なわけです。

・あだち先生や高橋先生と同じ雑誌に載るということは、「これに関しては、あだち充先生と論争できるぞ」「これに関しては、高橋留美子先生に教授できるぞ」と、言えるだけの自信と背景が必要なんです。しかも、そのネタが、留美子先生も耳を傾けてしまうほど面白いということも大事な要素なんですが(笑)。そして、「これに関しては、オレはこんなに素晴らしい」と「説得」できることが必須です。
素晴らしい価値観があって、それを説得する能力も必要というわけです。

・人にはマネできない人生の中での体験が、まんがの中に余すところなく詰め込まれていれば、それはもう誰にも描くことのできない唯一無二のネタなんですよ。ボクは、今まさに実践しているところですけどね(笑)。そういうものを何か1個でも持っていたら、それは宝物なんじゃないでしょうか。

7/4:過去からの声より
・ボクはこのブログでよく思い出話をするけど、ボクにとっての思い出というのは、懐かしいというのと少し違うんですよ。マンガ家というのはある意味では、過去を思い出すのが仕事みたいなところもあるので、思い出は常にフレッシュな状態で随時アクセスされている訳です。
そこにメールとか来ると、16や17のままのセピアにフリーズドライにされていた同級生達が、急にカラーになって動き出したような気分。嬉しいとか懐かしいとかというより、とにかく不思議な気持ちです・・・。ああ、ボクも高校生じゃないんだなぁ・・・なんて気づかされてしまいましたね。

「神のみぞ知るセカイ」単行本1巻巻末より
・スペシャルサンクス:今までの自分の人生
神のみぞ知るセカイFLAG32 感想速報版
で書いたこと。
>本当に自信が持てて輝けるようになるには、厳しい現実と戦い続けないといけない。時にはその厳しさから逃げてしまうこともあるだろうけど、その逃げた分も含めて、今までの自分の人生にありがとうと言えてはじめて輝ける、はず。
神のみの1巻を読んだとき、若木先生が巻末のスペシャルサンクスに「今までの自分の人生」と書いておられたのを見て衝撃を受けたのです。
私は上手く行かないこと、不満に思うことがある度に、過去ばかりみて
「あの時こうしておけばよかった」「あの時あの人が言ったことは本当に正しかったのか」等々うじうじ悩んで、人生もう一度リセットしたいとばかり思っていた気がします。
でも、逃げてばかりで意味がなかったと思っていた人生でもその後の行動次第で「意味ある」ものにできる。逃げを逃げにしない努力が重要なの。
若木先生は端からみたら「逃げ」な時期にやったこと(ゲーム)の積み重ねを糧にして神のみを描いてる訳で。そう思うと、時にチャチに聞こえる人生全肯定も、自分の行動次第で説得力を持つんだ、「逃げ」に落ち込んでるだけじゃ只の甘えだよなぁ…と大反省。

7/3:FLAG12「Coupling/With」より
・桂馬のような神様はおいといて、凡人のボクの体験的には、ゲームが人の心に与える影響は正直ものすごくあります!はい!人生を多少なりとも変える力はありますよ。しかし・・・親や学校の影響は、ゲームなんか足下に及ばないぐらい強力です!これを忘れちゃいけない。ほんに、現実は強い。仮想世界の旅人・桂馬はこの先、現実という強大な相手に、立ち向かい続けることはできるのでしょうか・・・。

200611/18全ての凡庸なる人々へ
・凡人が今日も天才たちに向かって対等の意見を述べようとしている。いやさ、それが凡人の勤めなのだ!凡人には歌そのものを歌うことができないのだから。歌える天才達の歌を聞いて初めて、何かを始められるんだ!天才の仕事を貶すヤツ、ほめるヤツ、貶すヤツを貶すヤツ、全てをわかったように凡人を嗤うヤツ。みな、同じだ。みな、凡庸なる人々だ。今は2ちゃんねるもブログがあり、誰にでも一家言があるかのように世界中に発信できる時代だ。このブログがまさにそうだ。3分クッキングから爆弾作りまで、あらゆるジャンルのノウハウも広まり、マンガを描くにしても、見た目こぎれいな同人誌が簡単に作れる。ちょっとばかりの玄人気分なら、全ての人が味わえる。
しかし、凡人はどこまで行っても凡人なのだ!
ボクは連載を始めて、本当の天才たちと一緒の戦場に立った。
だから、なおさら痛感する。天才という人々の巨大さを。
にも関わらず、この仕事を続けていくのだ。
凡人として、幸せな人生を送りたいものだ。

忍び寄る足音

20081222130634
20081222130631
今年のカレンダーを記者さんからいただく。OH!くん可愛すぎ。岡山香川だけではもったいないぞ。
昨日ずっと寝てたんで更新できませんでした。風邪ひいたみたいです。熱は昨日のうちに下がってきたんで今日は普通に仕事。

なんやけど咳と鼻水は昨日より酷い。
緊張した空気の会見中、ゴホゴホ、ズルズル…大顰蹙だわね。

神のみぞ知るセカイ本スレ過去ログFLAG35更新しました。33が見れなくなってたんでそれも訂正。すみませんでした~
[ 2008/12/22 13:06 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

「神のみぞ知るセカイ」はなんで面白いんだろう?と考えるためのヒント集2の前置き~「現実」と桂馬の関係~

☆小阪ちひろ編の総括にかえて
「神のみぞ知るセカイ」はなんで面白いんだろう?と考えるためのヒント集から7ヶ月。
「神のみ」の魅力=超絶技巧女子攻略によるカタルシス、なんて風にはくくれなくなってきました。

というのも、かのん編あたりから、2D(ゲーム世界)だけで生きてきた桂馬が、3D(現実世界)に翻弄されるという図式が見えはじめたから。

3Dvs桂馬の関係、それがはっきり見えたのがちひろ編でした。
現実でがんばってもいいことなどない、と現実から完全逃避しようとした桂馬の前に現れた女神、あゆみん。記憶は消えていても、現実との接点は消えていないことを示してくれた。オタメガ→桂木の変化はもちろん、掃除へ来るように桂馬を誘うときだって、攻略前は「代りに掃除やっておいて」だったのが「私とあんただから、忘れずにきてよ!」(最高の笑顔つき)になってる。はっきり言葉にはされてないけど、記憶は消えても、桂馬が歩美を助けたこと、歩美が桂馬を好きになったことは消えていない。
二次元世界でも、現実でも、桂馬が全力で取り組んだ経験は必ず糧になっている。桂馬が全力で取り組むなら、2次元も3次元も違いはない。自分への自信と、絶対的価値観があればなんでもできる。

それでも現実の理不尽さに惑わされ、ちひろに「現実女」というレッテルを貼って心を見ようともせず、ちひろを傷つけてしまう。本当は、2人は良く似ている。

「2D神」でも、「現実」から見ればただの「底辺ゴキブリ男」だと指摘された桂馬。
他の「現実」の女子と比べて、「いい加減な女」「平凡な女」だと指摘されたちひろ。

2人とも、現実という「海」の中で、自分を見失いかけた「船」だったのです。
だけど、現実から逃げ続けるちひろと違い、桂馬は既に現実という「海」に対する言葉を見つけていました。

「ボクは…確かに現実(リアル)に絶望してる。」
「だけど、自分には絶望していない!!」
「今がつまらないか…楽しいのか…平凡なのか…決めてるのは現実(リアル)じゃない。」
「決めるのはボクだ!!ボクが望めば不可能はない!!」

という、自分への自信と、絶対的価値観。
だからこそ、ちひろを救えるのは、一度は完膚なきまでにちひろに打ちのめされた自分だけ。

この2つを確信したからこそ、現実へのバリアが薄くなって「ちひろ」呼びと「いつでも救ってやる」という未来へ向かう言葉として出てきたのでしょう。

現実へのバリアってのは何か?それは「ゲーム理論で現実の女子を攻略する」という前提、そして「攻略した女子の記憶は消えてしまう」という虚しい事実。だからこそ、桂馬は攻略や告白の時に桂馬主導の過剰な演出を行ってきたし、呼び名は「キミ」限定だった。ギャルゲーの台詞をそのままトレースしてることを強調するように、女子の名前を呼ぶことはない。そして何より2人の未来の関係を指す言葉をかけることはなかった。(歩美にだって、「これからずっと」じゃなくて「明日」の応援を約束しただけなんです…涙)

だけど、かのん編あたりから攻略のなかで桂馬の「本心」が見えるようになってきてる。「キミ」と言いかけて、目を逸らしつつ「お前」の歌よかったぞって言い換えた部分では、桂馬の本心が率直に出ているように思える。逆に歩美や美生の時は、桂馬が仕掛けたゲーム理論による演出が効いて女の子が桂馬に恋をするという1本道の展開で、桂馬の本心は見えくい。

でもFLAG32は「ちひろ」と名前をはっきり呼んでる!そして「いつでも救ってやる」と、未来を約束してる!この変化は重要。2次元>3次元だけど、そこでもがいている女の子は神が必ず救うという桂馬のあらたな決意。例えクソゲーでも、登場する女の子には全力で向かい合うのが桂馬の魅力。それは現実というクソゲーでも同じなのでしょう。

現実へのバリアが薄くなり、ただのゲームトレースじゃなく本音をちひろにぶつけている、とは言ってもテクニックとして「ゲーム理論」をうまく使ってるのは間違いない。むしろ本心もゲーム理論も自分自身の武器として一体化しているような感じ。桂馬は確実に成長しています。3Dでも「神」になるのかも…。

☆自分への自信と、絶対的価値観
以上が、私の中での「ちひろ編」総括です。
自分だけの絶対的価値観を見つけたい、そしてそれを他人に誇れるようになりたい。誰しもそんな思いにとらわれ、悶々と過ごす日々、それが青春期。みんな避けては通れない、「現実」との戦い、それを「女の子攻略」を通して描いているというのも、「神のみ」の魅力なんじゃないでしょうか。若木先生の言葉を借りると「純痛」ってヤツですね。

そうかんがえると、若木先生自身の価値観や、それを形成してきた経験が「神のみ」の世界観に与える影響はかなり大きい。実際、「自分が体験したことないことを描くことができない」(2008/12/8)とおっしゃっている。

そんなわけで、「神のみ」のおもしろさを考える上でヒントになりそうな若木先生の言葉をあつめた「神のみぞ知るセカイは何でおもしろいんだろう?と考えるためのヒント集2」を作りたいと思います。

アップは12/21中に!しばしお待ちを~

小学館謝恩会ウォッチング

☆神のみぞ知るセカイが好きなのと同じくらいの質量で若木先生がすきなのです
若木先生の謝恩会レポート読んでニヤニヤしてる私キモすぎる…

…なにはともあれ漫画家さんウォッチングは楽しい。今年の小学館謝恩会のレポート上げてるブログで面白かったのをいくつかピックアップしてみました。いいのあったら教えてください。

☆やっぱり若木先生
12/16:家路。
我らが若木先生。畑先生とのオタトークが聞きたい笑。相変わらず忘れ物が多い若木先生。雨の日電車乗ったら90パーセントの確率で傘を忘れてくる私も人のこと言えませんが…。
ちなみに去年の謝恩会。
12/18:梁山泊

☆藤木先生新連載っ!待ってましたっ!
帰ってきました、サンデーに、そして謝恩会から
コメディーキング藤木先生がサンデー連載に帰ってきますよっ!「はじめてのあく」!!
サンデー速報スレで随分前にバレがきて早すぎっ!と思ったんですが、コロコロコミックの予告が初出だったそうで…そして毎年恒例の謝恩会レポート。夏目先生も元気そうでよかったなり。
そうそう、夏目先生読みきり発表なさるそうです。
個人的な藤木先生作品への思いは藤木俊先生「あかね☆スターダム~御川高校超新聞部 密着取材記~ 感想とかにたっぷり綴っております。

☆若木先生の生サイン…うわああ(ry
■[DIARY]ただのファンです
他のエントリ見る限り、畑先生のアシスタントの方かしら?(ラスベガスいってる)
若木先生のサインだー!!いいなぁ…

いまんとこ、サンデー系で詳しい謝恩会レポ書いてるのは藤木先生と若木先生くらいかなぁ…
島本先生も期待してたんだけど、今年は行ってないみたいです…
少コミ系、ちゃお系の作家さんは結構書いてらっしゃるようですが。

小学館謝恩会といえば、新條まゆ先生の小林幸子並みの衣装が有名だったんですけど(久米田先生もネタにしてたなぁ)、もう見れないんでしょうね…

☆12/23追記:明野みる先生の原点は藤田先生の漫画なのかっ
謝恩会2
サイン
若木先生のご友人、ちゃお作家の明野みる先生のブログから~
明野先生、藤田先生の大ファンだそうで、藤田和日朗先生と明野みる先生の2ショットですよっ!!おまけに「からくりの君」(からくりサーカスの前に描かれた短編)の蘭菊姫のイラストとサインまで…
いわれてみれば、明野先生のギャグのテンポって「美食王」あたりの藤田先生ギャグのノリと通じるところがあるかも!なんて。

☆12/26追加:畑先生のBSも
このURLから飛べると思ったんですけど→畑健二郎先生BS vol.215まだ駄目みたいなので、今はこっちから。→畑先生BS 最新メッセージ
若木先生=ソウルメイトだそうですよっ!
畑先生、この人もオタク全開ですよね、幅広く…
私がこっち方面に強くなったのも、畑先生が「かってに改蔵」の中でナデシコやらウテナやらシスプリやらサクラ対戦を次々と盛り込んだおかげです笑。。(当時は改蔵の元ネタを追っかけるのが一番の趣味だったのですわ。)久米田先生がAIRに嵌ってたのも絶対畑先生の影響に違いない!と笑実際畑先生が抜けてからオタネタ減ったしねぇ。vol.214でも、さよなら絶望放送の前田君出演にしっかり反応しててすげぇ。畑先生いつ寝てるんかしら…

☆12/26追加:豪華なコメント欄
そういえば、藤木先生の謝恩会レポートのコメント欄は畑先生、モリ先生、松江名先生、夏目義徳先生あたりが普通に登場しててめっちゃ豪華なんですよっ!
藤木屋:2006謝恩会
藤木屋:2007謝恩会
レポート自体も面白いですが、個人的に「ニート」な夏目先生(2007年コメント欄)がめっちゃツボです。(早く夏目先生の新作よみたいよー!サンデー超が月刊に戻るみたいだし、描かないかなぁ…)

あとで気づいたのあれば追記しますー

「神のみぞ知るセカイ」は記憶の円熟から生まれるセカイ?+更新お知らせ

☆やっとこさ本文完成~
神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとか後半
うかつにまとめると、絶対本意と違ってきそうで怖い…そもそもまとめる能力ないし…
そんじゃ思ったこと全部書くしかないじゃないか!!ということで、まったくまとまっていないFLAG32の感想。やっと後半の本文完成~。明日若木先生の解説と画像を追加しときます。

いやぁ難産でした。もはやただの思考垂れ流し、メモ状態なので後日書き直すやもしれません。つーかこのままじゃ若木先生にちひろ編の感想送れない…
この滾る思いをなんとか伝えたいのにーっ!!
というわけで、しばらく私の中でちひろ編との格闘が続きそうです。


これだけじゃなんなので、FLAG32の後半の1部を転載しておきます。題して
☆巻末コメントと勝手に学生たみー研究
Q.今までで、一番思い切った買い物はなんですか?
A.高校生の変形ズボン。店がすげー怖かった。

いわゆるボンタンですね笑。学校やら規則やらに反抗したい男子中高生の必須アイテムやっ!!普通の学生服のズボンよりハイウエストで、足の幅が広い、かつ裾は絞ってあるという不思議な形。とび職の人が着てるズボンのイメージに近いかなぁ。一時期ファッションではやったサルエルパンツとも似てる。
参考画像→ボンタン
私が通ってた中学(不良の巣窟)ではメジャーな存在でした。若木先生みたいな進学校でもはいてたんだー。私が高校のときはハイウエストよりローウエストが主流で、いわゆる「腰パン」しててトランクス見えまくってる男子多数でした…。

若木先生の母校については「神のみぞ知るセカイ」舞島学園高校のモデルはもしかして。の記事およびコメント欄を見ていただければ。

ボンタンはいてるくらいだから、まぁ勉強できる生徒ではなかったんでしょうけど…
若木先生の4/10:FLAG1・「世界はアイで動いてる」によると
「うちの高校、ジャージがめりゃかっこわりーんですよ!もう信じられないぐらい!」で「着たこと無い!」

更に
「高校時代からノートを取った記憶ってのが余りない」(2007/4/5)

ダメ押し
「高校時代全く勉強をせず、高校3年の最後の実力テストでは数学4点という無学男でした。しかし、一浪したら大学には入れましたよ。」(2006/1/25)
「一回目のセンター試験は全く無駄ではなく、後で、某大手受験予備校の勧誘ハガキにセンターの合計点数を書く欄があって、そこに「680点」とか大ウソ書いたら、一年間授業料免除になりました。」(2007/1/27)

…真面目な生徒ではなかったようです笑。で、浪人して京大かっ。「大学には」とかいうレベルじゃないよっ!

いるんだよなぁこういうヤツ!!
高校時代、真面目ちゃんで通ってた私が密かに憧れてた、スーパーカー(バンドね)にかぶれたバンド小僧で、休み時間は一人でずっと本読んでて、テスト欠点(30点以下のこと)ばっかりで先生から問題児扱いされてた某先輩。
…彼が浪人して京大にいくなんて誰が想像できただろうか。ただの真面目には意味がないと気づいた瞬間でした。あれですよ、教科書全文にアンダーラインがあるようなのは単なる馬鹿なんですよ。真面目だけど、真面目だけじゃ結果につながんないんだよ…。

なんとなく「勉強」してた私が「音楽勉強する!」と決めたのはこれがきっかけだったような気もする。
…それで選んだのが教育音楽(しかも超がつくくらい保守的な某国立H大学)ってのが「真面目ちゃん」なんだなぁと…それでも得がたい経験たくさんしましたけどねっ。声楽のM永先生と合唱団Pの人人に感謝。

☆循環し、円熟する記憶。それが作品世界になる。
神のみぞ知るセカイFLAG33 感想とか元ネタとかで、プルーストの「失われた時を求めて」途中で挫折したって書きましたがどうも気になって読書再開してます。

というのも、「神のみ」自体が、プルーストが言ってる「円熟する時間」を表現してるような気がしてきたから。私、気になる言葉が出てきたらとりあえず手帳にメモるという、これまた真面目を絵に描いたような習性があるんですが、(最近はとにかく若木先生率が高い)その中でずっと引っかかってたものがありました。

>ボクにとっての思い出というのは、懐かしいというのと少し違うんですよ。マンガ家というのはある意味では、過去を思い出すのが仕事みたいなところもあるので、思い出は常にフレッシュな状態で随時アクセスされている訳です。
>そこにメールとか来ると、16や17のままのセピアにフリーズドライにされていた同級生達が、急にカラーになって動き出したような気分。


若木先生の7/4:過去からの声の一部。
「自分が体験したことないことを描くことができない」(12/8:FLAG32「Singing in the Rain」より)若木先生の書くストーリーは、何度も反芻された「円熟する時間」の中から生まれるんだ…。

とまぁ感動してしまったので、「円熟する記憶」の大本である「失われたときを求めて」読んでるわけです。「失われしDを求めて」(神のみ)「失われたオチを求めて」(絶望先生)からここまで広がってしまうとは笑。

一応、プルーストの時間についての考え方をwiipediaから引用~
>記憶と時間の問題をめぐり、単に過去から未来への直線的な時間や計測できる物理的時間に対して、円環的時間、そしてそれがまた現在に戻ってきて、今の時を見出し、円熟する時間という独自の時間解釈、「現実は記憶の中に作られる」という見解を提起して、20世紀の哲学者たちの時間解釈にも大きな刺激を与えた。
[ 2008/12/18 23:45 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

牛も走る師走

☆ただの愚痴日記です。
FLAG32やるやる詐欺になってます、すみません…

なんだかどっと疲れてます。年末だから忙しいってわけでもなく、裏金作りやら不正請求やら…
不穏な空気の不祥事が12月に入ってからどっとあふれてきて、なんなんコレ!な感じなんですな。

仕事の量って面では、私は普段とほとんど変わらない。だけど周りの記者さんや、もっと地位が上の人々(議員さんとか)のエネルギーを目の当たりにして圧倒されてるんですよ。んで、疲れるわけで。特に響いてくるのは記者さんの仕事への情熱、言葉へのこだわり、人から言葉を引き出すスキル。普段の平和な記者室では見れない「他人とは違う」部分がぐわっとあふれてきていて、ぼーっと日々をすごしている私には少々刺激が強すぎます。無為に時を消費してはいけない!とあせりばかりがやってきて結局何も出来てません。10代のようなモヤモヤ抱えたまんまです。むしろ「音楽」という目標を失った分、10代の頃よりタチが悪い。温い生活に慣れきってきて忘れかけたけど、この生活のままじゃダメだ…。今回の騒動と佐藤友哉の『デンデラ』の戦うことの意味で我に返った気分。

にしても…うちの「ことなかれ主義」「隠蔽主義」(とにかく身内をかばう)にはうんざりする。記者室で働き出してから、以前から感じてた「やな感じ」がはっきりしてきた。別に香川嫌いじゃないんだけど、外面、体面ばっかり気にして、やってることが保守的過ぎるところは、ホントーに嫌。約8年の香川での生活ですっかり「ことなかれ主義」が身についてしまってる自分に気づいてもっともっとやになる。佐藤友哉の言う「大目標」は、私にとっては脱香川なんかもしれん…。と思いつつ、まだふんぎれてないのよね。

[ 2008/12/16 23:39 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

少年チャンピオンのマツリセイシロウ先生の2009年自選ベストマンガ11に「神のみぞ知るセカイ」が登場してます。

神のみぞ知るセカイFLAG33 感想とか元ネタとか本当に完成しましたー。
遅くなりましたー。元ネタ解説満載です笑。FLAG32は明日に完成させますのでっ。
☆「このマンガがすごい!2009」出ましたね。
やっと読めました。
絶望先生ついに選外ですかぁっ!去年のSIDE-Bじゃ表紙にもなったというのに!
かなり期待してた「神のみ」の名前がないのもね…と落ち込んでいたところに一つ情報。チャンピオンのラブコメ「マイティ・ハート」を連載してるマツリセイシロウ先生が自選ベストに「神のみ」を入れてるみたいです。

Narinari.comに 現役漫画家が「このマンガがすごい!」に苦言、自選ベスト11も発表。という記事が。
>マツリ氏は12月6日のエントリーで「しかし異論が集まりそうなランキングだな…いや、どれもすばらしい作品ばかりなのは間違いないですけど」としたうえで、「どれも通好みなセレクションな上に、なんかちょっとオシャレ臭するじゃないですか。リア充っぽいなんかー文系女子の本棚みたいでーー男汁不足なんですけどぉーみたいなね」と セレクションを批判。さらに「そもそもマンガに順位付ける意味がわからない。面白さに上下は ないじゃない」とランキングそのものを否定した。
とのこと。

そんなマツリ先生の今年のベストは
「ノノノノ」岡本倫(集英社)
「GIANT KILLING」原作:綱本将也、作画:ツジトモ(講談社)
「刻刻[KOKKOKU]」堀尾省太(講談社)
「よんでますよ、アザゼルさん」久保保久(講談社)
「惑星のさみだれ」水上悟志(少年画報社)
「それでも町は廻っている」石黒正数(少年画報社)
「お茶にごす。」西森博之(小学館)
「神のみぞ知るセカイ」若木民喜(小学館)
「ヴィンランドサガ」幸村誠(講談社)
「MAEBARI美少女決戦!イマジネ・バナー」瀬菜モナコ (秋田書店)
「ささめきこと」いけだたかし(メディアファクトリー)
※順不同


おおう、「神のみ」のなまえがっ。「お茶にごす。」が入ってるのも嬉しいっ。どちらもマツリ先生が読んでるっていうのが意外です。記事元になったマツリ先生のブログは→漫魂:俺が選ぶ十冊

確かに、こういうランキングってマイナー路線というか、「サブカル」路線に偏る傾向はある気がします。ダ・ヴィンチの特集とかもねー。知名度ないけどおもしろいマンガにスポットを当てるって目的かんがえるとしゃーないとは思いますが、「神のみ」や「絶望先生」みたいに、メジャー誌にのってるけどコア…というか隙間産業的な作品に注目する企画あってもいいんじゃないかしら。

更新お知らせととりあえずの「デンデラ」感想

☆記事更新しました
神のみぞ知るセカイFLAG33 感想とか元ネタとか
12/14中に画像いれますが、とりあえず本文完成しました。短くするつもりだったのに…。
元ネタ解説いれると異常な長さになったので、実質FLAG33の感想は速報版のみなかんじです。
FLAG32も12/14中に完成させる予定っ!

☆絶望先生も再開しますよ
最近神のみばっかりですが、私は久米田先生ファンでもあるんですってば!!
ラジオもアニメもCDも漫画本編も絶好調で書きたいことはあるのです、たくさん。
ラジオ(携帯版含む)の久米田先生いじりはすばらしすぎるのでまとめ記事つくりたいし
CDはここ数年のオーケン関連のアルバムじゃ一番の出来だと断言できるし(特撮の1st並の名盤だよこりゃ!!)
アニメの遊びとテンポも最高だし
漫画本編もかなり凝ったネタと構成もってきてるし
……

☆藤木先生が…藤木先生が!!
てかバレくるのはやすぎじゃないですか!?気になる人はサンデー速報スレへ。
若木先生も藤木先生もサンデー伝統の世界観を大事にするコメディなんで大好き。

☆佐藤友哉の『デンデラ』読了
今日の更新おそくなったのはこのせい笑。
後で感想書きますが…こりゃすごい。自意識がバリバリ透けてみえる青臭い作品がこの人の特徴のひとつかと思ってたんですが、今回は姥捨て山って舞台を冷静に書くことに勤めてる。「ユヤ自身」は露骨に投影されてないのねー。現実の理不尽さへの反抗って根幹は一緒だけども。そして台詞回しが漫画ぽいキャラ付けなのも健在だけども(老婆なのに笑)。そういう独自の土台を残しつつ、文学作家として成長したかんじ。1000の小説とバックベアードで見せてくれた作家としての宣戦布告。これは口先だけじゃなかったんだなぁと。『デンデラ』が出たことでバックベアの評価がもっと高くなりそう、私の中で。
[ 2008/12/14 02:52 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

神のみぞ知るセカイFLAG33 感想とか元ネタとか

FLAG33「神様のダイナミックショッピング」
神のみぞ知るセカイFLAG33 感想速報版の続き(というか完成版)になってます。
☆今までの神のみ感想・考察・元ネタとかはこちらから。
神のみぞ知るセカイ 感想とか元ネタとかのまとめ

☆若木先生によるFLAG33解説
12/13:FLAG33「神様のダイナミックショッピング」
・イラストはエルシィ。
ココにも小ネタが笑。エクスタシーはkeyのリトルバスターエクスタシーですか…年齢制限なしの「リトルバスター」から18禁へ逆移植という珍しい作品です。アドベントチルドレン、ファイナルファンタジー7の続編っぽい映像作品のこと。ゲームじゃない笑。ミッシングムーンはPSPのアイドルマスターSPミッシングムーン。ほかにもパーフェクトサンとワンダリングスターが出るみたい。
・若木先生もポスターの現物見てないらしい。
・ちひろ編でテンション使い切って癒しを求めてのイタ回。
・のどかな話が、担当さんの「これじゃあ、ヌルいな!」で研究室挿入、おバカでのどかな話になったそう。
・桂馬とエルシィの関係の変化は今後に期待、とのこと。
・ゲームでナンバリング物が出なくなった、という話。
エルシィの絵の小ネタ参照。確かにひぐらしとか東方とか順番わかりませんな笑。
今週のココマは3Dを押しのける2D女子たちのコマと、ガールズサイドで?となるエルシィ。BGMは世界のコムロの「ビヨンド・ザ・タイム」とのことで、あのコマの元ネタは「逆襲のシャア」(起動戦士ガンダムの映画ね。TMNETWORKのBEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~が主題歌でした。 )のようです。
・「女性向け恋愛ゲームと男性向け恋愛ゲームの間には、狭くて深い・・・とても深い川が流れているようにも思いますよ。ええ。」とのこと。私乙女ゲーやったことないからわかんないんだよねぇ…。後輩からお勧めされたときメモGSでもやってみるかなぁ。

よみましたっ
ちひろ編を読み込み過ぎて頭パンクしそうな私、今回のイタ回で大笑いして癒されました。あ、でもちひろ編の書きかけ記事も今回の合併号に乗じて完成させますので…。若木先生にも感想書いて送るぞっと。(しかしちひろ編の膨大な量の感想全部送っちゃったらそれこそビョーキだ…)

☆桂馬の、そして若木先生の批評魂爆発なイタ回
今回はギャルゲーについて熱く語る桂馬の独断場。個性と主張が勢いよく伝わってくる批評は最高ですよ、やっぱり!!漫画の中で「主張」を描いちゃうと、ただのプロパガンダになってしまいがちですが、若木先生の場合は圧倒的なネーム(台詞)の面白さとテンポのよさでギャグにしてしまうんですよっ!!特に「例え」や「格言」みたいな、読んでる人にインパクトを与える、かつ分かりやすい言葉を作るセンスが天才的っ!!この熱さはサンデー系でいうと島本先生に通じるものがありますね。(そういえば、サンデーGXの島本トリビュート同人誌にも寄稿されてたわね。)

それでは桂馬の主張(と小ネタの元ネタ)を詳しく見ていきましょうか。

☆私の研究室にようこそ。
FLAG33①
90年~91年にフジテレビ系列で放送されていた深夜バラエティ情報番組、「カノッサの屈辱」が元ネタ。
wikipediaによると、
>現代日本の消費文化史を、歴史上の出来事に(無理矢理)なぞらえて解釈し、あたかも教育番組の様な体裁を取って紹介(講義)する番組。案内人は仲谷昇“教授”。特別版では数名が仲谷教授を補佐したり、後任教授となっている。冒頭の仲谷の「やぁ皆さん、私の研究室へようこそ」は番組のお約束である。
とのこと。桂馬が流したギャルゲーの歴史DVDのノリは「カノッサの屈辱」まんまです笑。

肉汁が溢れ出ています:カノッサの屈辱で2chのカノッサの屈辱を語るスレが紹介されてますが、コレを見る限り桂馬の格言とかなり似たノリな感じ。「焦る久米(くうめい)、シーマを走らす」(「死せる孔明、司馬を走らす」が元ネタ)とか。
youtubeにいくつかあがってますね。
カノッサの屈辱#9 1/3 「古代エーゲ海アイドル帝国の興亡」
…タイトルからしてこれですから笑。いやーすばらしい。なんだよ、「マツダ・クレオパトラ・セイコ」って!!90年頃の深夜番組ってほんとすごいね…

☆失われしDを求めて 第一話 ギャルゲー爆誕
プルーストの大長編小説「失われた時を求めて」を意識してるのかしら。絶望先生でも「失われたオチを求めて」で元ネタになってましたね。で、これまた絶望先生からポロロッカして読んでみたんですが…途中で挫折。難しい上にながいんやもん!!それでも第一篇第一部はなかなかロマンチックでよろしかったです。社会人になってから腰すえて本読む機会がなくなってきたなぁ。
>記憶と時間の問題をめぐり、単に過去から未来への直線的な時間や計測できる物理的時間に対して、円環的時間、そしてそれがまた現在に戻ってきて、今の時を見出し、円熟する時間という独自の時間解釈、「現実は記憶の中に作られる」という見解を提起して、20世紀の哲学者たちの時間解釈にも大きな刺激を与えた。
とのことで、哲学科出身(たぶんね)の若木先生も読んでたりするのかなーと思ったり。

☆ギャルゲーの歴史…それは「3D」と「2D」の階級闘争の歴史であった!!
☆黎明期のギャルゲーは、現実の模倣であり、3Dの2D化でしかなかった。

ゲームの中では3Dっていうと立体感ある映像(3DCGっていうんですかね?)のことを言いますけど、「神のみ」では現実世界=3D、ゲーム世界=2Dとして書かれてます。「ギャルゲーの歴史…それは「3D」と「2D」の階級闘争の歴史であった!!」だけ読むと勘違いしそうだけど笑。

桂馬が言ってることは、現実のゲーム史と共通なかんじですね。だいぶ「カノッサの屈辱」っぽいおバカな脚色されてるけど笑。広義のギャルゲー(つまり18禁のエロゲーも含むってことね)の源流は女の子をナンパして××するっていうゲームが源流で、それはAVの代替でしかなかったから。(ここら辺は神のみぞ知るセカイについて知りたいっ!①~ギャルゲとエロゲって何?~で詳しく…)
んで、狭義のギャルゲーで考えてもそれは一緒。黎明期のギャルゲーは、「現実の模倣であり、3Dの2D化でしかなかった。」の後ろのキャラはどうみてもときメモの藤崎詩織。彼女を落とすには、主人公を完璧超人に鍛え上げなくちゃなんないんですねぇ…。

桂馬の後ろに書かれてる「ステイタス主義」「職業=キャラ性」「主人公のパラメーター」を備えたゲーム、それが「ときめきメモリアル」なのかもしれません。
ときメモの初登場が94年、そしてかの「同級生2」が登場するのが95年。世間的には圧倒的にときメモが有名ですけど、「神のみ」は反「ときメモ」、「同級生2」万歳!な雰囲気がびしびし感じられます笑。
とにかく「同級生2」は世界の作りこみが凄い。PEROさんの言葉を借りると「ゲームの舞台・八十八町には膨大なエネルギーが充填され」ているんです。これは私も実際プレイしてるから断言できますっ!!そして、「そのエネルギーを自由に扱える権限を持たされたのが我々のプレイする主人公です。主人公は学園恋愛ものでは珍しく、凡百の存在ではなくゲーム世界の全ての中心に設定されてます。」
このワクワク感はねー、半端ないですよっ!最初のプロローグだけで完璧嵌りました。今、こんなシナリオ書けるライターさんいるんかしら…「テキストおもしろいよ」って言われてやってみても単に脈絡の無いギャグばっかりかましてるだけっだったりするしなー。肝心の内容はめっちゃ薄いし。それか極端にシリアスなモノローグ連発とかもおなかいっぱい。そういうのはラノベで読みたいよ。

☆ヒロインの一人に問題があって回収されるゲームって…
元ネタあるんならぜひやってみたい笑。18禁なら「君が望む永遠」のモザイク薄すぎて回収とか、「コ・コ・ロ…」の児童虐待、少年愛、近親姦が引っかかって回収とかが有名ですが。この話きいて「コ・コ・ロ…」どんな鬼畜ゲーなんや!!って思ってたんですがここ読む限りたいした事なさそう笑。

☆「神のみ」世界の土地関係について
テレビ局があったり大きなコンサートホールがあったりするので「鳴沢」はかなりの大都市っぽいですね。その隣町、桂馬たちが住む「舞島」はそのベッドタウンってところでしょうか。学校も大きいみたいですし。どちらの街の名前も「同級生2」のヒロインから持ってきてるのに愛を感じます。個人的に鳴沢ゆいちゃん好き。あんな同居人ほしいよー。(最近同級生2ばっかりプレイしてますよ…PC-FXで。)

☆判子絵って何?
一般的には「ハンコで押したように変化のない絵」という意味で使われます。主に美少女ゲームで。そしてそういう判子絵を描く原画家を判子絵師と呼んだりします。
説明するより見たほうが早いってことでっ。
DC2さんの凡人には知りえないセカイ:神のみ Flag.33 感想の今週のココラをみたらよくわかるのではないかと笑。

なので桂馬が「ギャルゲーの絵=判子絵」みたいに語っていることに違和感持った人もいるでしょうが、ある意味かなり核心ついてる気がする。美少女ゲームやアニメの世界って「流行の絵柄」がはっきりしてますから、同じ時代のゲームやアニメだと似た絵柄のものが量産されますからねぇ。90年代、あまつさえ00年代はじめの絵柄でさえ、今見るとかなり古い印象を受けたりします。

☆4つのらぶ・てぃあーず初回版
らぶ・てぃあーず(B)
らぶ・てぃあーず(P)
らぶ・てぃあーず(S)

にしても不親切な店やな笑。
(B)はGirlsSIDEらしいので「ときメモGirlsside」みたいに乙女ゲー(ギャルゲーの男女逆転版。主人公が女の子で男の子と仲良くするゲームね。)かとおもったんですが…(B)ってことはBoysLoveなんだろうか笑。(B)の男子キャラ、女子キャラと顔の輪郭変えてるのが細かいです。

(P)はプレミアムで特典付、(S)はスタンダードで特典なし、かな。特典は買う店ごとにちがったりするんで、特典目当てで複数個買う人もたくさんいます。特典の内容はそのゲームのヒロインイラストのグッズが多いかな。あとはドラマCDとか?

最後はアニメ版のDVD。ゲームのアニメ化…最近はホント多いですねぇ。efくらい突き抜けたアニメ化なら見たいけどー。

☆PFPはPlayFieldPortableの略?
ゲームの棚を良く見ると、PLAY FIELD3の表記。PC-FXじゃないんかー。
やっぱり実在のはまずかったんですかね?読みきりの「恋神」ではPC-FXポータブルだったみたいですが。

☆巻末コメント
Q.これがなくては冬に困る、というものがあれば教えてください。
A.寝るときのくつ下。

ホントに女の子みたいなコメントだな笑。私は湯たんぽ常備です、はい。

☆煽り文とセンターカラー
センターカラー扉
FLAG33センターカラー
ステキな買い物☆ムテキな毎日♥
ミラクル人気のセンターカラー!!!!!!!!
単行本第①、②巻またまた大重版決定。そして第③巻も1月16日頃発売決定!!

色使いが少女誌のセンスそのもの!色いっぱい、そしてかわいい女の子のポップな感じは00年以降の「ちゃお」っぽいですねぇ。有名どころでは「ないしょのつぼみ」「水色時代」のやぶうち優先生とか。トップ絵ホントに色使いが似てる笑。若木先生のご友人明野みる先生も「ちゃお」ポップ路線ですね。

このカラーの裏はポスターのお知らせ。このページについては少年サンデー2・3合併号~8号連続企画!! 神のみぞ知るセカイ超特大ポスター応募者全員サービスについてで詳しく書いてます。

2ページ目柱
■忘れちゃダメよ☆神にーさまが本当はどんな奴かってことを。
18ページ目柱
■素人には困難な道です。

少年サンデー2・3合併号~8号連続企画!! 神のみぞ知るセカイ超特大ポスター応募者全員サービスについて

神のみぞ知るセカイ超特大ポスター応募者全員サービス
☆今週の神のみ感想はこちら。
神のみぞ知るセカイFLAG33 感想速報版
☆いままでの神のみ感想とか元ネタとか。
神のみぞ知るセカイ 感想とか元ネタとかのまとめ

先週から予告はされてましたけど、まさかココまで大きいとは!!
縦170cm、横100cm!!明らかにエルシィ、ハクアの背より大きいです笑。

このポスターと、2008年43号(FLAG22)の巻頭カラーとの関係は先生のブログの記事を読めばよくわかるかと思います。
9/30:FLAG22「地区長、来たる」
>この絵は実は別の絵だったのですが、急遽変更してくれという話になったのです。この絵の元のバージョンも、いずれ皆さんが目にする機会もありましょう。そっちの方が遙かに良い出来なので楽しみにしてくださいねぇ。
なるほど、こんな経緯があったのね。

そうそう、このポスターが大手ニュースサイトさんに取り上げられてます。
 o_o ─ 無表情 ─ 漫画情報サイト:[神のみぞ知るセカイ]が応募者全員サービス、超特大というかマジでデカすぎポスターなんていうかホントにメジャー感が出てきた気がする…笑。アキバblogさんにも記事でたしなぁ…これからどんどん話題の中心になっていくんかなぁ。

さらにコレがソースとなってニュー速にスレたってるよ!!
ニュース速報板:週間少年サンデー迷走中 「神のみぞ知るセカイ」大プッシュ

伝説のサンデーの打ち切り作家「銀行の残高が1万円を切った」(このスレがたったのは神のみ連載直前。かくいう私も、このスレから若木先生に興味を持ったのでした…)含めて若木先生スレは3つ目かなぁ?(ちなみに2つ目は「サンデーを見捨てないでね」のとき。)
今回もニュー速系のブログに載るかなーとチェックしてみたら案の定。
茶番速報:週間少年サンデー迷走中 「神のみぞ知るセカイ」大プッシュ


最後に本誌にでてるポスターの情報を書いておきます。参考まで。
p152より商品の説明~
人気爆発中の『神のみぞ知るセカイ』が、皆さんの熱いリクエストにお応えして、応募者全員サービスにいよいよ登場!このサイズですから、手に入れたら、やっぱり喜びもデカいはずです!

このデカさ、まさに2D世界のネ申!
←これはもう部屋に飾って、毎日お祈りしましょう!ありがたや~!
ホントに拝んでる男性の写真が笑。編集部の人でしょうか…

同級生二人がそろい踏み!
→2008年43号の扉絵はハクア一人でしたが、実はエルシィも入った、このポスターの絵柄が完全版なのです!
これを考えた編集部は、とっても商売上手だと思います笑。若木先生的にも、ハクア巻頭カラーより「はるかに良い出来」らしいですよっ!!
欲を言えば、「二人」は「2人」にしてほしかったです笑。

p208より応募の方法、注意~
・本誌についている応募用紙に記入して、封筒で編集部へ送ります。
・応募用紙のコピーは不可。(8号までの連続企画とのことなので、24~8号のサンデーにも応募用紙ついてくると思われます。複数枚ほしいひとは別の号の応募用紙で頼めば大丈夫…じゃないかな?)
・応募は封筒一通につき一口。
・締め切りは2009年1月28日水曜日当日消印有効。
・発送は2月下旬から始まります。
[ 2008/12/10 20:14 ] 神のみグッズ関連情報 | TB(0) | CM(0)

神のみぞ知るセカイFLAG33 感想速報版

FLAG33「神様のダイナミックショッピング」

よみましたっ
私、神のみをより楽しむためのギャルゲ(エロゲ)種類別解説記事→神のみぞ知るセカイについて知りたいっ!①~ギャルゲとエロゲって何?~を書きかけで放置してるんですが…本家に先を越された感があります笑。まいった!年末には書き上げますのでっ!

流石のイタ回。桂馬の、そして若木先生の批評魂爆発ですねぇ。足りないDはDで補うには感服いたしました。通常の攻略回でも批評っぽい視点はたくさんでてきてはいますが、今回は露骨にやってます。

私は結構批評好きで、個人的な批評への思いはECDの批評には教育欲が詰まってるに書いてたりしますが、桂馬のゲーム談義も素晴らしき「教育欲」に溢れてますね。そしてけっしてブレない「2D女子への愛」もECD(エロゲカウントダウン)の批評と共通しています。同好の士から絶大な支持を集めるのも頷けますな。

で、今回重要なのはちひろ編で現実へのバリアが少しとけたと思われる桂馬に対して、エルシィが二次元に歩みよろうとしていること。そして桂馬のジゴロっぷり。
…にしても桂馬、ごく自然に落とし台詞を吐いてますね笑。現実へのバリアが薄まった神様は無敵過ぎる。エルシィの失敗にも怒らなかったし。

そしてエルシィ!こんな歩み寄りを見せられたら、あゆみんは桂馬の嫁派としての危機感が復活してしまうではないか!侮れないぞ悪魔っ娘!

その他今回は小ネタも多いですね。詳しい元ネタ解説なんかは完成版で。
大体書く予定の元ネタとかをメモしておく。忘れそうだから笑。
・カノッサの屈辱(桂馬の似非教育番組風レクチャー、やぁ皆さん、私の研究室へようこそ。これを知ったのも改蔵からだった気がする…)
・判子絵(西又葵、べっかんこう、七尾奈留…くらいしか出てこない。久米田先生とかも判子絵やけど笑)
・M資金(一般的にいうと架空の財宝みたいなもの。ま、今回のM資金発言ははぐらかしにつかっただけっぽいけど。)
・ヒロインに問題あって回収(そんなことあるんかいな?初回版に問題あって回収は「きみのぞ」であった上に一度イタ回で使ってるから違うだろうし。あえていえば規制にひっかかって回収の「コ・コ・ロ…」でしょうか。といってもコレはECDの批評上でしか知らんから良くわからんのよね…)

ゲームのハンコ絵なんて単語が「かってに改蔵」以外のサンデー作品で出てくる日がくるとは思ってませんでした笑。(畑くん在籍時の改蔵はギャルゲ、アニメ、声優ネタに溢れてました)ハンコ絵か…真っ先に西又葵の絵が思い浮んでしまいます。彼が原画のゲームやったことないのに。ある意味すごい。

西又葵はかなり極端ですけど、同じ絵師が原画だと違うゲームでも同じゲームに見えることも多々ありますが。エルシィの気持ちはよく分かります笑。

ゲーム原作のアニメが微妙とかもかなりありがちやね。ねこファンの私は「みずいろ」ならぬ「みずいる」の悲劇を熱くおしたい笑。ねこなら「ラムネ」のアニメラストあたりも、なんだかなぁですが(あれは原作七海ルート終盤が個人的に…だからかなぁ…)

あ、efは別格ですよ!アニメの方が断然面白いからっ!

桂馬の資金源の謎ははぐらかされてしまいましたねぇ。M資金なんて読者の何割が分かるのか笑。読者には「ナンダソレ」に留めておくと…。資金源の謎が解明される時はくるのでしょうか。M資金って元ネタ、漫画的にはエリア88でいいんですかね?うろ覚え…

カラー扉、色使いや構図がここ数年の少女誌っぽい。(とくにこのポップさは00年以降のちゃお。90年代のとは違うよ、断じて!)そりゃ女性作家と間違われるわけだ。実際ちゃおの明野みる先生と友達らしいし。(明野先生は近年のちゃおらしい、ぶっとんでてポップな作品を描いてます。)

そうそう、全プレのポスター(これについては別記事にっ!!)は大きさといい…ホンマにゲームの特典みたいですね笑。買うけど飾る場所がないよー。
若木先生がハクアセンターカラーの時、急遽書き直しになって背景5分で書いたっていうのはこんな経緯があったのか!
参考記事二つ。
神のみぞ知るセカイFLAG.22 感想とか元ネタとか
9/30:FLAG22「地区長、来たる」
>この大きさだと、どれだけいい加減に塗られているかよーっくわかります。ハクアの後の背景は5分で描きました。それでもまあ、縮小されるとそれなりに見えるんですがねぇ・・・これは恥ずかしいっ。なんで、5分で描き直すことになったのかというと、この絵は実は別の絵だったのですが、急遽変更してくれという話になったのです。この絵の元のバージョンも、いずれ皆さんが目にする機会もありましょう。そっちの方が遙かに良い出来なので楽しみにしてくださいねぇ。

いや~いろいろ仕掛けてきますね小学館。
どうせならあゆみんとか!桂馬とか!のポスターも欲しいよ!

以上昼休みに携帯からお送りしました。上司に「携帯打つのはやいなぁ!」といわれてしまいました…一ヶ月のパソコンなし生活ですっかり鍛えられたようです。FLAG32完成版後半も…なるべく早くあげます。すみません。年末に放置記事解消が目標…

神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとか後半

FLAG32「Singing in the Rain」
神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとかの続きです。
☆今までの感想、元ネタ、考察等はここからどうぞ。
神のみぞ知るセカイ 感想とか元ネタとかのまとめ
☆若木先生によるFLAG32解説
12/8:FLAG32「Singing in the Rain」
・イラストはさだまさしの「主人公」をウクレレ弾きながら歌うちひろ。
最後だけ牧伸二のウクレレ漫談になってる笑。ということで、元ネタはさだまさし「主人公」(ほんの小さな物語でも、自分の人生の中では誰でも主人公)と牧伸二のウクレレ漫談(はぁ~やんなっっちゃった、はぁ~おどろいた)。…ちひろの「いいかげんさ」が現れてます笑。
相変わらず若木先生の音楽の守備範囲の広さは異常だわよ。

・プルフィールも公開
>名前・小阪ちひろ
ジョブ・ふつーの人
身長・158cm
体重・50kg
スリーサイズ・82-61-85
誕生日・12月3日
血液型・O
備考・強いて得意と言えば、食い放題の店を沢山知ってます。


・今回はいわゆる「ギャルゲー」という単語から想像するキャラクターとは全く違う女の子
・特に秀でた能力も、人生で目指すものもなく、でも、そういう自分に対して、受け入れてるような・・・受け入れたくないような・・・あらゆる意味ではっきりしない女の子
・音楽が聴きたいんだけど、かけたいCDがないという時ってありませんか?ちひろという人間も、そういう状態なんですわな。
・同じ自信がないと言っても、かのんちゃんみたく才能も結果も出している子が自信を無しているのとは、全然違う

・僕はええ大人になっても、こういうモヤモヤが抜けなくて、努力も何にもしないくせに、「僕は本当は何かができると思うんだけど、それが何かわからない」という状態で20代モンモンとしていました。
・ちひろの悩みは、一見浅い割りに、いや一見浅い故に難しい悩み
・盛り上がりを作るのが大変。同じ悩みでも、人を殺してしまった罪、とかの方がキャラもストーリーも印象的になりますよ。悩みと解決はデマンドサプライの関係なんで、「何となくチクチクする・・・」みたいな悩みは、劇的な解決とは乖離しています
・傘を使った演出は、「ハイジ」のある一話でクララとハイジの会話で帽子を使った良い演出があって、それの意趣替え。移動しながらの会話というのも高畑勲イズムの基本。
・地味な女の子は定期的に出す。
それでこそ若木先生やっ!
・昔はゲームでも地味な子ばっかりだった気がする。感動が足りないということで、ストーリーを盛り上げるために色々な要素が、特にトラウマ方面で色々足されていってる。
ONE以降のkey泣きゲーの流れは顕著ですね。
・それが悪い訳じゃなくって、「失踪した兄を追って、抜け忍になる半裸くのいちと、それを抹殺しようとする妹の半裸くのいち」みたいなのに萌えまくってるんですが。
デッドオアアライブ(DOA)のあやねとかすみね笑。あやねは若木先生の嫁
DOAは格ゲーなんですが…もはやギャルゲーとして有名になっちゃたわー。

12/13:FLAG33「神様のダイナミックショッピング」といい、合併号だとブログ記事の内容の濃さに余裕が感じられますねぇ。

☆ココから本文
FLAG32、なかなかまとまらず記事二つになってしまいました。読み返すたびに感じることがふえていくんやもん、しょうがないよー!!
前記事神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとかでは、今までの桂馬と今回の桂馬の違いを主に見てきたので、この記事では主にちひろの気持ちと、それぞれの演出の解釈について書きたいと思います。

☆今までの攻略との違い~桂馬自身の魅力とゲーム理論の力~
とりあえず前記事で書いたことを簡単にまとめ。
・今回は映像的演出が多い!他の女子攻略でも演出は多分にありましたが「攻略」のために桂馬が自ら仕掛けたものという印象が強かった。しかし今回の演出は、あくまで桂馬も物語の中の一人の「人間」であるように、桂馬の思惑の外で使われている。
・桂馬は、自分自身の魅力で女子を落とすのではなく、あくまで「ゲーム理論」で落とそうとしていました。自分の魅力に対して無自覚だったんですね。ですが今回はギャルゲーのセリフや展開、演出をトレースしてるのではなく、ゲーム理論を使って自分の魅力(強さ)を、そして自分のちひろへの思いを伝えています。自分自身への絶対的な自信、そしてゲーム理論で得た絶対的な価値観。この2つを自覚した桂馬は現実でも神になろうとしているのかもしれません。

☆ちひろの心のスキマ
桂馬と一緒にいるのが楽しくなってきて、「好き」なんて気持ちはわからないけど、もう少しこのままでいたくて…そんな曖昧な気持ち。非常にリアルな女の子の気持ちじゃないですかっ。
そんな微妙な気持ちの時に、桂馬が出会ってきた「輝いてる」女子と比べられ、批判されたわけですから…ちひろの心はズタボロでしょう。もともと平凡、故に自分に自信が持てないっていうのが心のスキマ。桂馬がスキマを広げてしまったのかもしれません。
これ以上傷つかないために、ちひろは桂馬から、そして現実から逃げ、心にバリアを張ってしまいました。

・「船」の意味
ちひろが逃げた先は、学園横にある「みさき海浜公園」の展示物らしい、「あかね丸」という船。
単純に「船」は心に不安を抱えるちひろのメタファーなのかなぁ?と思ったのですが、実は「船」のモチーフは、FLAG29の扉絵で桂馬に対しても使われているのです。
ちひろ1
FLAG29は、ちひろの言葉によって桂馬の心がズタボロになる回。そして今回FLAG32は、桂馬の言葉によってちひろの心がズタボロになっている。

「2D神」でも、「現実」から見ればただの「底辺ゴキブリ男」だと指摘された桂馬。
他の「現実」の女子と比べて、「いい加減な女」「平凡な女」だと指摘されたちひろ。
ちひろと桂馬の傷つき方はすごく似ているのです。思えば、ちひろのキャラデザも意図的に桂馬に似せているような感じもある。
「現実」という海の中で揺れている「船」。桂馬もちひろも、「現実」の中の「自分」(=「船」)に対して傷ついていたのです。「船」は「現実の中で翻弄される自分のアイデンティティ」といった意味をもっているのではないでしょうか。

・「いい加減な女」だと自覚しているちひろ。
ちひろ2
だけど、桂馬とちひろには決定的な差があるのね。桂馬にあって、ちひろにないもの。
それは自分への自信と、絶対的な価値観。つまり人生の「大目標」と言うべきもの。
「何をしたって、平凡な人だもん!!」
「なのに真剣に生きるなんて、カロリーの無駄じゃんか!!」

おどけてごまかそうとするちひろに対して、桂馬もおどけて返す。やっぱりテクニシャンや桂馬。
ちひろ3

だけどグサリと核心をつく。ちひろのごまかしとは違います。「なにやってもダメ」という思い込みバリアの裏にある本音は…
「ウソつくな~本当はもがいてるくせに~」
いーかげんの裏にある、見えない部分まで桂馬は見透かしてしまってる。
揺れるちひろのココロと連動するように、雨。
「なにやってもダメ」という思い込みバリアの代わりに、ココロを守るための、傘。

告白して振られたときも同じように雨が降っていました。いーかげんだけど、何かしたくてもがいてる。
そんなココロなざわめきが雨として現れているのかもしれません。

・初めていーかげんの裏にある「本音」を出すちひろ
桂馬は更に、ちひろの本音をさらっと言ってのけます。
「じゃあどーして、好きでもないくせに、男を追いかけるんだ!!」
すべてが見えているような桂馬。そんな桂馬に背を向け、ちひろは自らの言葉で本音を。

「なんか、光ってる人に憧れちゃうのさ。」
「憧れてる間は、私も一緒に光ってる気がして…」
「たまにアホらしくなるけどさ…」

ちひろ4
桂馬には完全背を向けてます。しかも傘と雨のバリア。桂馬の存在と言葉で、ちひろのココロはざわめいてる。傘で表情を隠し、桂馬に背を向けるのは、ざわめきに対するとまどいの表れなのかも。

・ちひろのバリア(傘)の中に入り込む桂馬
雨脚は一段と強くなり、桂馬はちひろのココロのバリアである傘の中に進入します。
「な…何よっ、私ら似た者同士かとおもってたのに。」
「あんただって、適当に現実生きてんじゃん。」
「ゲームの中に逃げ込んでさ。」
「あんたなら私の気持ちわかるかと思ってた。」

「似てる」自覚があったからこそ、きつい悪口も言えた。自分のダメなところも良く見えてるからでしょうね。かといって、行動には移せないわけですが。

そして共感を求めても、きっぱり否定するのが桂馬。現実には絶望しても、自分には絶望しない。自分が平凡かどうか決めるのは、現実じゃなくて自分自身。お前だって、望めばなんでもできる、と力強い言葉に圧倒されるちひろ。

そして、現実という大海原の中、堂々と出向する桂馬の船。いくら現実が厳しくても、桂馬は屈することなく、自分を信じて突き進むのでしょう。

・「救命ボート」という小さな逃げ場
それでも頑なに桂馬の言葉を否定し続ける(というより「平凡」に逃げようとしている)ちひろ。
がんばったってかのんみたいなアイドルにはなれない、と。
「ちひろ」と名前で呼び、さらに進入してこようとする桂馬を撃退すべく逃げ込んだのは小さな救命ボートの中。

そう、救命ボートなんです。拒否しながら、逃げながら、でも本当は救われたたいし、自分だけの人生を生きてみたいんです。平凡じゃいやなんです。…現実女ってめんどくさいんだよっ!!そんな「めんどくささ」を動きと移動だけで書いてしまってるんですな。すげーよ若木先生…

・桂馬のキスと桂馬の約束
そんな「めんどくささ」まで見抜いてる桂馬の最終兵器はキス。
ちひろへの信頼が事実であること、そしてちひろへ勇気をあげること。
「不安になった時は、いつでもボクが助けてやる!!」
そして未来に向かった約束。

同じ勇気をあげるキスでも、栞の時の桂馬は少女革命ウテナ的王子様の役割でしたが、(つまり物語のスタートラインを切る役割)今回はちょっと違うみたい。どうしてもダメな時、いつでもすがることが出来る「神様」、それが今回の桂馬です。

・「バンド」という選択肢の意味
何故バンド?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが…
「なにかやりたいけど、何も出来ない奴はバンドのボーカルやればいいんですよ。楽器できなくても声は出るでしょう。下手でもいいんです。なにかやりたいけど何も出来ないって気持ちをそのまま叫んでたら大丈夫です!モテます!」(by大槻ケンヂ)
自分のルサンチマンを吐き出す方法としてバンドって手法は定番なんですよ。ネットが浸透してからは気軽にできる表現方法がたく「バンドやろうぜ!」さんでてきたので、あまりピンとこないかもしれませんが…

特に若木先生は80年代後半~90年代前半というバンドブームど真ん中の時期に中高生だったわけで…バンドへの思いも格別でしょう。実際バンド小僧だったみたいだしっ。
バンドやったり留学?(海外引きこもり)したり若木先生の行動力には恐れ入りますな。
私もねぇ…キーボードorピアノでバンドやりましたねぇ…なぜかドアーズのコピーとかやってたり(遠い
目)更に、「かのんにはなれない」って言葉。もともと歌には興味を持ってたみたいです。

ま、そういう背景云々より大切なのは「自分の人生、いつも私がボーカルだ!!ヘタでも私が歌わないとね!!」という心意気が大切なのよっ。「どうせ凡人なの!」なちひろはもういません。
何も出来ない、いーかげんな自分からの脱却。ちひろのセカイは変わりました。

ちひろの読んでる雑誌「バンドするもん!」の元ネタは「バンドやろうぜ!」というバンド情報雑誌。バンドブーム時、「何かやりたい」学生の背中を押したのがこの雑誌でした。バンドメンバー募集のコーナー(通称メンボ)には、ちひろみたく「当方ボーカル。バンドメンバー募集中。」って投稿があふれてました笑。

☆最後に…
確かに、感涙するタイプの漫画じゃないです。どっちかというと地味な話です。
だけど、涙なしには読めなかった私。それはあまりにも「いーかげん」なちひろに自分を重ねてしまったから。曖昧で、コロコロ考えが変わって、いーかげんな自分に開き直ってる。それは正に私そのものでした。

そもそもこのブログの題名だって自分の開き直りそのままだし笑。(最初は普通の日記ったのよ。いまさら変えづらいので、たぶんこのままでしょうねぇ。)

そんなリアルなキャラと、映画(というか映像作品)的にくるくる変わる場面にすっかり魅了されてしまいました。FLAG1のカタルシスは別格として、今までの「神のみ」エピソードで一番好きっ。
「神のみ」の作品セカイには無限の可能性がある、そんな予感で私の心は満ち満ちていますよっ。
攻略カタルシスだけが神のみの魅力じゃない!典型的萌えラブコメっていう先入観もってる人にちひろ編読ませたいです笑。

☆煽り文
1ページ目柱
■神、走る…!!

2ページ目扉

これは良いニュース…単行本第3巻1月16日ごろ発売!!

自分という名の船が
ひどく頼りないような…
この海を航海するには、
とても心細いような…

黒に白抜きで印刷してます。この字体、はるひ学園ってフォントらしいです。最近女性誌でよく見ますね。


各所で話題騒然!!小阪ちひろ編クライマックス!!

18ページ目2コマ目下
■桂木桂馬は考える。君を、貴方を、人間を…

その他、1ページ使ってwebサンデーで神のみ一話が読めますって宣伝があります。

☆巻末コメントと勝手に学生たみー研究
Q.今までで、一番思い切った買い物はなんですか?
A.高校生の変形ズボン。店がすげー怖かった。

いわゆるボンタンですね笑。学校やら規則やらに反抗したい男子中高生の必須アイテムやっ!!普通の学生服のズボンよりハイウエストで、足の幅が広い、かつ裾は絞ってあるという不思議な形。とび職の人が着てるズボンのイメージに近いかなぁ。一時期ファッションではやったサルエルパンツとも似てる。参考画像→ボンタン
私が通ってた中学(不良の巣窟)ではメジャーな存在でした。若木先生みたいな進学校でもはいてたんだー。若木先生の母校については「神のみぞ知るセカイ」舞島学園高校のモデルはもしかして。の記事およびコメント欄を見ていただければ。

若木先生の4/10:FLAG1・「世界はアイで動いてる」によると「うちの高校、ジャージがめりゃかっこわりーんですよ!もう信じられないぐらい!」で「着たこと無い!」

更に「高校時代からノートを取った記憶ってのが余りない」(2007/4/5)

ダメ押し「高校時代全く勉強をせず、高校3年の最後の実力テストでは数学4点という無学男でした。しかし、一浪したら大学には入れましたよ。」(2006/1/25)
「一回目のセンター試験は全く無駄ではなく、後で、某大手受験予備校の勧誘ハガキにセンターの合計点数を書く欄があって、そこに「680点」とか大ウソ書いたら、一年間授業料免除になりました。」(2007/1/27)

…真面目な生徒ではなかったようです笑。で、浪人して京大かっ。

いるんだよなぁこういうヤツ!!
高校時代、真面目ちゃんで通ってた私が密かに憧れてた、スーパーカー(バンドね)にかぶれたバンド小僧で、休み時間は一人でずっと本読んでて、テスト欠点ばっかりで先生から問題児扱いの某先輩。
…彼が浪人して京大にいくとは誰が想像できただろうか。真面目にやるのがあほらしくなった瞬間でした。あれですよ、教科書全文にアンダーラインがあるようなのは単なる馬鹿なんですよ。真面目だけど、それじゃ結果につながんないんだよ…。

なんとなく「勉強」してた私が「音楽勉強する!」と決めたのはこれがきっかけだったような気もする。
…それで選んだのが教育音楽(しかも超がつくくらい保守的な某国立H大学)ってのが「真面目
ちゃん」なんだなぁと…それでも得がたい経験たくさんしましたけどねっ。声楽のM永先生と合唱団Pの人人に感謝。

佐藤友哉の新作きた!!【創作特集】佐藤友哉「デンデラ」(620枚一挙掲載)

☆最初に神のみのことを。
神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとか一応本文アップしました。にしてもグダグダだなー。やはり1記事では足りなかったので、2つに分かれることになりました。2つ目のほうは今日の夜中にあげられたらいいな…

☆誰も期待してないかもしれないけど叫ばせて!!新潮大好き!!ユヤ大好き!!
なんだよもー!!メフィストでの鏡家サーガの連載とまったままだし、パンドラの夫婦合作もいつになっても出てこんしでスランプなんかなーとか、島本理生と何かあったんか!とか無駄に邪推してたんですけど…不意打ちでしょこれは!!

【創作特集】佐藤友哉「デンデラ」(620枚一挙掲載)

さすが新潮やっ!!一番のメイン扱いやんもん!!そもそもユヤを純文にひっぱてきたのも新潮だったかそういえば。表紙にバーンと佐藤友哉の名前が。
バックベアード以上の長さ?真剣さがビシビシ伝わってくるよっ!!
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/index.htmlから引っ張ってきてみた。
新潮1月号
うちの近くではまだ新潮売ってなくて読めてないんですけど、
新潮のページで冒頭のみ立ち読みできるので読んできました。

01 斎藤(さいとう)カユ(70)
02 桂川(かつらがわ)マクラ(88)
03 福沢(ふくざわ)ハツ(74)
04 和泉(いずみ)ソモ(85)
05 石塚(いしづか)ホノ(86)
06 曽我部(そかべ)ナキ(88)
07 日高(ひだか)ノコビ(88)
08 小渕(おぶち)イツル(94)
09 三(み)ツ屋(や)メイ(100)

(以下略)
ええっ、ユヤの主人公が老女ぉ!?
妹ばかり書いてた作家が…
妹殺しとか親近相姦とかエグさ全開だったのが!!
「デンデラ」って名前からして遠野物語のダンダラやら、姥捨て山やらをパロってんのかなぁ?
文体はファウスト仕様の久米田先生ばりの過剰な言葉遊びは抑えられてるっぽいですね。
あああ、はやくよみたいー!!
(久米田先生とユヤの共通点については後ろ向きにハイテンション…佐藤友哉と久米田康治とを読んでいただけたら幸いです。)

そうそう、パンドラでも新作だそうですよ。
講談社のメールマガジンから引用。
そして、ついに、ついに、ついにあの佐藤友哉さんが『パンドラ』参戦です!
タイトルは『2345(体験版)』。読んでいると圧倒的な筆力に何故かドキドキ&
ムズムズしてしまうという、まさに「体験版」! さすが佐藤さんです

こっちは12月19日かぁ。にしても1年の間にこんな数の新作発表したのは初めてじゃないの!!
本当にフィーバーきてんな!!

…で、島本理生との合作はどーなったのー涙
どっちも好きな作家だし、夫婦合作ってどんなものか楽しみだったのにさっ!!
[ 2008/12/08 21:10 ] 佐藤友哉 | TB(0) | CM(0)

更新お知らせ+武村勇治先生「義風堂々!!」

神のみぞ知るセカイFLAG32完成版ちょっと更新しました…が、めちゃくちゃ長くなりそうでまだ構成考え中…すみません。

以下ちょっとした話題。
・若木先生の師匠、武村勇治先生の新作気になってたんでバンチ買ってきたんですよ。ヤンサン&サンデーの読者だったんで、マーベラス以降武村先生の連載作はほとんど読んでるんですけど…作風変えすぎだろ!!売ったれダイキチ(ダイキチと猫のキャラデザが好きだったのですよ、内容的には連載前の弁当屋設定のが好きだったけど)の頃の「可愛い男の子描く漫画家さん」という印象は何処へ…
ヤンサンで「我が名は海師」始めた時もかなり絵かえたなぁと思ったものですけど、今回の「義風堂々!!」は次元が違いますぜ!
なんてったって原哲夫先生の「花の慶次」の公式的な続編漫画。完璧劇画調です。内容は武村先生らしく手堅いお話作りと魅力的な表情満載で、(傾き者の描き方が素敵)続き期待しながら読めるかんじ。毎週バンチ買ってしまいそうや…
1巻が1月9日にでるそうです。

・武村先生の作品本誌では読んでたものの単行本は買ってなかったので、今更ながら欲しくなってきた。いくつか中古屋回ったものの見つからず。オークションしかないのかなぁ…若木先生が書いた背景とかもあるんだろうなと思いつつ笑。
・気づいたら拍手が200越えてた…ありがとうございます。最近拍手履歴見るのが楽しみです。FLAG32の速報版とか8拍手もあってビビりました。完成版も頑張ってるんですけど…難産です。8日夜にはアップしたい…うーん。
[ 2008/12/07 23:47 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとか

FLAG32「Singing in the Rain」
神のみぞ知るセカイFLAG32 感想速報版の完成版です。
☆今までの感想、元ネタ、考察等はここからどうぞ。
神のみぞ知るセカイ 感想とか元ネタとかのまとめ


よみましたっ
もうねー、今回は思うところ多すぎて、何度も何度も読み返してしまいました…
2人の気持ち、立ち止まって考えたくなるんだよねぇ。

☆好きな物語をとことん楽しみたい。
というわけで、今回はいつも以上に現代文の読解授業みたいな内容になりそうです笑。あくまで私の解釈なんで、「そりゃ違うだろ笑」とおもったら突っ込んでくださいませ。
でも今シリーズ、いろんな方向から解釈できる要素が満載なんで、積極的に読解していった方が楽しめると思うんですよ。読者も受身だけじゃ面白くないよ、やっぱり!

「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」とか「もっとページが欲しかった」って方向で考えるのも、積極的に物語を楽しむためのひとつの方法でしょうけど…私はあんまりやりたくない。作者は読者の何倍もその物語について考えてるわけで、読者が気づくレベルの改善案や欠点には描く段階で気づくでしょう笑。さらに私は作者萌え!作者大好き!な奴なんで、不必要に見える要素だって、わかり難い表現だって、なんらかの意図があるはずだと思いたいのです笑。だってセカイは作者がつくるんだもの。作者がどんなセカイを作ろうとしてるのか読み取るのが読者の責務じゃないかっ!そもそも好きなセカイじゃないとその作品読まないしなぁ…

今回キスは必要なかったんじゃないの?
いきなりバンドとか取ってつけた感ありあり。
ちひろ、攻略前後であんまり変化ないし。
背景や演出に懲りすぎで内容薄すぎ。
ギャグコマって必要ないだろ。
FLAG28のヒキの涙とか意味なかったやん。
ちひろの悪口で傷ついたのに復活したのが意味不明。
等々、正直今回(または今シリーズ)微妙だ…と思ってる人も多いでしょうが、そうやって切り捨てるのは勿体無い!!信者の私に言わせたら、全部重要な要素ですよ!!

初期の神のみがゲーム女子攻略におけるカタルシスを見事に表現していたのに対して、かのん編あたりから、ゲーム理論だけじゃなく、桂馬が現実で体験した要素が少しずつ出てきた。(速報版でも書いたけど、キミ→お前への言い換えとか)今シリーズは小出しにされてきた桂馬の現実での経験、生き方が積み重なった結果なのですよっ!桂馬は説明してくれない(気づかなかった)けど、ちひろ編にだってちゃんとフラグもパラメーターもある!!それを見つけるのは桂馬じゃなくて読者自身なのです。(おお、なんかメタっぽいぞ笑。)

と、長い前置きでした。

☆サブタイトル
「Singing in the Rain」、または「Singin' in the Rain」(こっちの方が正確かな?)。邦題は「雨に唄えば」。
「サウンドオブミュージック」と並ぶアメリカミュージカル映画の大名作!!
無声映画からトーキーへ移り変わる時期(1928年)が舞台になってる作品で、華麗なるハリウッドの舞台裏で起こるドタバタや恋愛模様を描いております。作中で使われる曲はどれも名曲!演出も楽しい!

特に有名なのはジーン・ケリーが雨の中タップを踏みながら「Singin' in the Rain」を歌うシーン。
youtube:"I'm Singing in the rain", Gene Kelly
見てて楽しい!音楽が最高!ミュージカル映画はこうでなくっちゃ!
この映画、ニコニコ映画にも高画質でアップされてるので興味がある方は見てみては?
いろいろあってこの作品著作権無いみたいなので安心(何が?)。
雨に唄えばpart1
今シリーズと同じく、雨や傘のモチーフがいっぱい出てきます。

余談ですが、これ見た後「時計仕掛けのオレンジ」みたらものすごく胸糞悪くなります笑。昔、前知識なしに見て(確か王ドロボウJINの「時計仕掛けのブドウ 」からのポロロッカだった。熊倉先生の病気は大丈夫なんだろうか…数少ないボンボン残党組なのでがんばって欲しい。)複雑な気分になりました。「雨に唄えば」歌いながら○○って…なんて酷いパロディ…

☆桂馬の失敗と桂馬の決意
目先の「恋愛」にとらわれすぎていた。
今にして思えば、ちゃんとつながってたんだ…
…言い過ぎだった。
もう、失敗はしないぞ!!

いつになく、必死な様子の桂馬。というのも、「底辺ゴキブリ男」事件以来、ちひろ自身から目を背け続けてしまって(そんだけ桂馬も傷ついたということだ笑)、その結果彼女を傷つけてしまったという思いがあるからでしょうね。でも、いつも攻略対象の女の子に対して真摯に向き合ってきた桂馬だからこそ、すぐに自分の失敗の愚かさや、ちひろの心のスキマに気づくことができた。

今までは攻略外の女子の気持ちには鈍感すぎるくらい鈍感な桂馬でしたけど(ハクア編参照)、攻略を意識せずにちひろと素で付き合ってきたことによって、(意識してたら全力でちひろの気持ち読もうとするだろうからね)「現実」では自分が予想できないところ、意識しないところでも女の子の気持ちは動くのだということを実感したのでしょう。そうです、現実は非合理なものなんです笑。

で、具体的に桂馬の失敗ってなんだったのかっていうと、ちひろの心のスキマがなんなのかを考慮しなかったこと。振られて涙するちひろを気遣っていたにも関わらず、桂馬は「底辺ゴキブリ男」事件以来、ちひろに「現実女中の現実女」のレッテルを貼って彼女の本心を見ようともしなかった。すべて「万事テキトーであいまいで…非理論的で…」で片付けてしまう。理解できないもの、として切捨てて、ユータ攻略に全力を注いでしまった。

今読み返すと、桂馬はちゃんとフラグにひっかかっていながら全部ないがしろにしちゃってるんですね。まず1つ目、ちひろの涙を目撃し、ちゃんと彼女の気持ちを考えようとしたのに、すぐ次の男を捜そうとするちひろに激怒してしまい、その真意を計りかねてしまった。
2つ目、掃除の場面。
「い…いっとくけど!!私悪いと思ってないからね!!」「ゴ…ゴキブリは言いすぎたかもしれないけどさ…」
で、ちひろは桂馬のことを底辺ゴキブリ男と思っている現実女、ゴキブリ一匹つぶしたところで後悔なんかしない、という認識を改めかけたのに、やっぱり「いや、こいつに限ってそんなことはないか。」で現実女のレッテル続行してしまった。
3つ目、掃除中に恋愛について口論になり
「どーせ、本当の恋愛なんて知らないわよ…」。
ここでちひろの本心について考える時間があればよかったのだけど、
「私の告白…あんたの力で成功させてよ!!」
で、新展開。そんなこと考える暇も無し。まさに展開!展開!また展開!!(筋少ネタっすか、担当さん!デロリンマンのあのジャケットは非常にインパクトありましたわね。)これがなかったら、もしかしたらちひろの心を省みることができてたかもしれないけど…結局ユータ攻略、という全く違うルートに入ってしまったのね…。

とどめは、桂馬を中華屋に誘うちひろに放った「今日お前は告白して成功する。それで、ボクとお前の付き合いは終わりだ!!」。もはや桂馬と一緒にいることの方が楽しくなってるちひろは、桂馬がいう「万事テキトーであいまいで…非理論的で…」なところを発揮し「告白…やめよっかなー」。ここで、ちひろが足を組みかえるコマいれるのが素敵。コロっといってることが変わってしまう、現実の女の子の気まぐれな面(ホントはちゃんと裏づけがあることが多いんだけどね。今回みたいに。)の気持ちの動きをよーく表してる。

もちろん桂馬には、相手(桂馬)の気持ちを考えていない、理不尽な気まぐれにしか思えない。ちひろはユータくんとくっつきたいと思っている、というのが大前提だったから。
「いーかげんに、しろ!!人の努力をなんだと思ってんだ!!」
そう、自分のために努力してくれるからこそ、ちひろは桂馬が気になる。ユータくんとの出会いは浅いから、だからこそユータ攻略より桂馬との時間が本筋になってた。でも桂馬はユータ攻略しか見てない。もうちょっと桂馬と一緒にいたいから、でもそれが恋かどうかは判らないから、告白をなしにして先延ばし。自分の気持ちが「コレだ!」とはっきりしてれば苦労はしないのだけど、「万事テキトーであいまいで…非理論的で…」な現実女だから、迷ってばかっりなの。本気の「好き」なんてわかんないのよ。

ああ、心が痛い。私も何度こうやってごまかし、先延ばしにしてきたことか。まぁ、自己中なんでしょうね。「もっと真剣になれ!!」と怒られたことも多々ありますよ。そして無駄に他人を振り回したことも。うーん、読めば読むほどちひろはリアルな普通の女の子だ…。若木先生、20代後半はゲームばっかりしてたとしても、絶対「リアル」の女の子と真剣に向き合ってた時期があるでしょうよー。じゃないとこのちひろの気まぐれさと、それにイラっとくる男って構図は描けないよ…。

と、桂馬はことごとくフラグへし折ってしまっていたのでした。現実に翻弄される二次元の神様は、神ではなく人間に見える。しかしここで後悔し、涙を流し、うじうじ悩み、挫折し引きこもるでもなく、ちひろを救おうとする決意するところが「神」(=救世主)の素質なのですよっ。「万事テキトーであいまいで…非理論的で…」と切り捨てるのではなく、その原因にも思いを馳せることができるようにパワーアップした。「二次元世界>現実」の価値観は決して変わっていない。だけど現実へのバリアは少し薄くなったんじゃないだろうか。

☆現実と戦った桂馬が出した答えは、「現実には絶望してるけど、自分には絶望していない!」という自分への絶対的自信と絶対的価値観
「ボクは…確かに現実(リアル)に絶望してる。」
「だけど、自分には絶望していない!!」
「今がつまらないか…楽しいのか…平凡なのか…決めてるのは現実(リアル)じゃない。」
「決めるのはボクだ!!ボクが望めば不可能はない!!」


この言葉は現実との戦い、つまり「底辺ゴキブリ男」事件からの立ち直り、そして気まぐれで理不尽な現実に惑わされてちひろを傷つけてしまったことがあってこそ出てきた言葉でしょう。

現実でがんばってもいいことなどない、と現実から完全逃避しようとした桂馬の前に現れた女神、あゆみん。記憶は消えていても、現実との接点は消えていないことを示してくれた。オタメガ→桂木の変化はもちろん、掃除へ来るように桂馬を誘うときだって、攻略前は「代りに掃除やっておいて」だったのが「私とあんただから、忘れずにきてよ!」(最高の笑顔つき)になってる。はっきり言葉にはされてないけど、記憶は消えても、桂馬が歩美を助けたこと、歩美が桂馬を好きになったことは消えていない。

それでも現実の理不尽さに惑わされ、ちひろに「現実女」というレッテルを貼って心を見ようともせず、ちひろを傷つけてしまう。そして気づくのは、ちひろを救えるのは、一度は完膚なきまでにちひろに打ちのめされた自分だけだということ。

この二つの出来事を通して、桂馬が現実に対して出した答えは、信じるのは二次元でも現実でもなく、自分自身だということ。二次元世界でも、現実でも、桂馬が全力で取り組んだ経験は必ず糧になっている。桂馬が全力で取り組むなら、2次元でも現実でも不可能はない。桂馬が築いてきた絶対的価値観はどこでも通用する!という最強の自信なのです。

今回のシリーズでは、少しずつ小出しにされていた現実に翻弄される桂馬の「人間」な部分の総括という面もあったでしょう。ですが、もっと重要なのは、現実との戦いを通して人間としての不完全さを克服するための答えを出したということ。まだまだこれからですが、桂馬は現実でも「神」に近づこうとしている、という方向性が見えてきました。

桂馬の自分への絶対的価値観と絶対的自信は、現実に悩み、翻弄され、傷つき、それでももがき続けてしまう私たち凡人の理想系なのかもしれない。そして同時に「リアルの影響は2次元の影響の何倍も強力」とおっしゃっていた若木先生の理想でもある、のかも。そう考えると、「神のみ」が俄然哲学的な話に読めてきました笑。

☆もう現実に対するバリアはいらない。「ちひろ」呼びと「いつでも救ってやる」の重要さ。
記憶は消えても、桂馬が女の子を救ったことは消えない。
二次元世界でも、現実でも、桂馬が全力で取り組んだ経験は必ず糧になっている。桂馬が全力で取り組むなら、2次元も3次元も違いはない。


この2つを確信したからこそ、現実へのバリアが薄くなって「ちひろ」呼びと「いつでも救ってやる」という未来へ向かう言葉として出てきたのでしょう。

現実へのバリアってのは何か?それは「ゲーム理論で現実の女子を攻略する」という前提、そして「攻略した女子の記憶は消えてしまう」という虚しい事実。だからこそ、桂馬は攻略や告白の時に桂馬主導の過剰な演出を行ってきたし、呼び名は「キミ」限定だった。ギャルゲーの台詞をそのままトレースしてることを強調するように、女子の名前を呼ぶことはない。そして何より2人の未来の関係を指す言葉をかけることはなかった。(歩美にだって、「これからずっと」じゃなくて「明日」の応援を約束しただけなんです…涙)

だけど、かのん編あたりから攻略のなかで桂馬の「本心」が見えるようになってきてる。「キミ」と言いかけて、目を逸らしつつ「お前」の歌よかったぞって言い換えた部分では、桂馬の本心が率直に出ているように思える。逆に歩美や美生の時は、桂馬が仕掛けたゲーム理論による演出が効いて女の子が桂馬に恋をするという1本道の展開で、桂馬の本心は見えくい。

でも今回(FLAG32)は「ちひろ」と名前をはっきり呼んでる!そして「いつでも救ってやる」と、未来を約束してる!この変化は重要。2次元>3次元だけど、そこでもがいている女の子は神が必ず救うという桂馬のあらたな決意。例えクソゲーでも、登場する女の子には全力で向かい合うのが桂馬の魅力。それは現実というクソゲーでも同じなのでしょう。

☆桂馬の本心とゲーム理論(テクニック)のバランス
現実へのバリアが薄くなり、ただのゲームトレースじゃなく本音をちひろにぶつけている、とは言ってもテクニックとして「ゲーム理論」をうまく使ってるのは間違いない。むしろ本心もゲーム理論も自分自身の武器として一体化しているような感じ。このテクニックと本心のバランス、そして桂馬の思惑の外で働いている演出の解説に関しては別記事に…。

☆桂馬の思惑の中の演出と、桂馬の思惑の外の演出
今シリーズ(ちひろ編)では、現実に翻弄される「人間」としての桂馬がたっぷり描かれたけれど、桂馬が現実に対して出した答えは「現実には絶望してても自分には絶望していない」という、絶対的価値観と自分への絶対的自信。それは2次元でも現実でも「神」であろうとする桂馬の姿、というのは長々と書きましたが、さらに駄目押しはキスの後の異常な神々しさ。>「人間」ではなく「神」な部分が強調されています。そしてこの「神々しさ」の演出は、ある程度桂馬の思惑の中にあってのことでしょう。(雨から一転、晴れた空から照る太陽は思惑外でしょうが、ポーズ、そして台詞は桂馬が選んだものです。)
しかし今シリーズでは、桂馬の思惑の外の演出がとても多いように感じられます。船、雨、傘、空模様。これらのモチーフが多用され、ちひろ、そして桂馬の心情をあらわしています。(これについても、詳しくは別記事で…。)これは決して桂馬が用意した演出ではない。それが示すのは桂馬がセカイの神(=創造主)ではなく、見えざる神の手によって翻弄されている一人だということ。
桂馬は神(=創造主)ではなく、神(=救世主)なのかもしれません。絶対的価値観と絶対的自信を持ち、自分を貫き通すという、彼の強さは現実に、2次元に、そして私たち読者に影響を与え続けるんじゃないでしょうか。

余談ですが、360度の方針転換さんの所(記事が面白くて、まだ読んでない漫画感想小説感想まで読んでしまいます。)では今回の演出についてこう書かれてました。
>タイトルが雨ぞろいだったことを反映してか、傘が小道具に使われたのが面白かった。しかし、あんなにタイミングよく雨が降るなんて桂馬の攻略には天も味方してる!?本当に神なんじゃと思われてくる話で、強引に解釈すれば悪魔からの支援やちひろの駆け魂が発動したってことになるかな?
ああ、そういう見方もあるかー!と。私の神(=創造主)と神(=救世主)の見方はかなり偏ってそうですね…

☆その他細かい事については別記事で…
FLAG32の完成版といいつつ、桂馬を中心にみた今シリーズの総括みたいになってしまいましたっ汗
・ちひろの心のバリアと桂馬の現実へのバリア
・ちひろのぱっと見は分からない、だけど大きな変化
・今回の「キス」の意味
・桂馬の攻略テクニック~ギャグコマの意味~
・雨、傘、船、救命ボートなどのモチーフの表すものと、それぞれの演出の解釈
あたりの細かいことと、扉の煽り、巻末コメント等は別記事にします…

最初書いたときには
>とりあえず書こうとしてることをレジュメ風にまとめると笑、

①「現実には絶望してるけど自分には絶望してない」という桂馬の答え。
②桂馬の本心(リアル)と攻略テクニック(二次元)のバランス。
→桂馬の言動と行動から見えてくる「パワーアップした桂馬」

③「自分は凡人である」という、ちひろのコンプレックス=心のスキマ。
→思春期の「逃げ」と「心のバリア」

④桂馬の思惑の外でなされてる「演出」。
→桂馬は創世主ではない

>って感じ。
という文章を冒頭にいれてたんですが、③が丸々別記事になってしまいましたっ汗。

続きは神のみぞ知るセカイFLAG32 感想とか元ネタとか後半です。


このブログについて

☆「好き」が原動力!!
とにかく「神のみぞ知るセカイ」が好きすぎるんですっ!
若木民喜先生が好きすぎるんですっ!
できれば「神のみ」のセカイの向こう側まで知りたい、だけどそんなことは無理なので…
毎週毎週、とことん神のみを読みこんで感想・考察・元ネタ記事を書いてます。
さらに神のみ及び若木先生に関するネタならなんでも記事にする勢い。

PEROさんも、若木先生と同じくらい!敬愛しているので、感想や考察の中でPEROさんの言葉が引用されたりすると思いますが、まあ、そこら辺は察してください…ECDの批評には教育欲が詰まってる神のみぞ知るセカイにおける教育欲を読んでいただけたら、私がいかに両氏が好きかわかっていただけるのではないかと思います笑。

☆各カテゴリ解説
『神のみぞ知るセカイ』感想まとめ
書いた感想をまとめてあります。

今週の若木先生+記事まとめ
若木先生の毎日のブログを1週間ごとにまとめてコメントや解説?をしています。
1週間のうちに私が書いた記事も紹介しています。

『神のみぞ知るセカイ』感想
サンデー発売日に感想速報版、1~2週遅れで元ネタ解説やつっこんだ考察を入れた完成版を書いています。

神のみ情報(サンデー公式)
サンデー本誌やウェブサンデーに載っている神のみ情報。

神のみ・若木先生関連の話題
若木先生のおっかけ的話題と、神のみの話題全般。

若木民喜先生インタビュー情報
雑誌やネットで掲載された若木民喜先生のインタビューの紹介。サンデー以外の雑誌への寄稿も。

若木民喜先生の歴史をたどる企画
主にサンデー本誌で連載獲得前の若木民喜先生の情報を集めています。幻の読みきり作品、デビュー作、若木先生の交友関係、その他もろもろについての情報。要するにストーカー一歩前の記事ということで…。若木先生ファンは武村勇治先生の「マーベラス」単行本は必須アイテムかもしれません笑。

神のみぞ知るセカイ単行本修正まとめ
神のみの単行本は本誌からの修正が多いので、サンデー掲載時との違いをチェックしています。

神のみ単行本特典情報
アニメイトやゲーマーズ、とらのあな等でつく単行本購入特典をまとめてあります。

神のみの書評等(雑誌情報)
インタビュー以外の神のみ関連記事が載った雑誌の情報です。

神のみグッズ関連情報
続々発売される神のみグッズ関連の情報。

神のみ応援企画
このブログで行った神のみを応援する企画。ケーキとか笑。何かいい企画があったら是非教えてください!

神のみぞ知るセカイSS
SSの紹介とか。私が書いたのもありますが…。

動画紹介(神のみ中心)
神のみを中心に、サンデー系の動画の紹介など。
[ 2008/12/03 19:23 ] このブログについて | TB(0) | CM(0)

神のみぞ知るセカイFLAG32 感想速報版

FLAG32「singing in the rain」
よみましたっ
先週のコメント欄で宣言してた通りでした、ヤバいよ今週ボロ泣きだよ…
あと雨に唄えばきたー!原曲も映画も川本真琴ver.も大好物ですっうれしー!

中途半端な自分が嫌で、自分の境遇に不満ばかり漏らし、輝いてる人を追っかけて、
でもそれだけじゃ虚しさだけしか残らなくて…

もがいた結果、表現手段として音楽を選ぶ決意をするところまで、高校時代の自分と重なり過ぎ…
ちひろに完璧感情移入してしまいました。それで桂馬のあの言葉ですよっ!
泣かずにはいられんよ、うううう…

現実が怖くて、行動に移れない臆病者にとって「現実には絶望してるけど自分には絶望してない」人物から寄せられる信頼が、どれだけ心強いことか。

「たかが現実だ」「ちひろなら出来るよ」という言葉、何よりもキスというのは自分に自信が持てないひねくれ者にとって最上級の「外から与えられる」勇気になります。

でも、重要なのはここからな訳で。
本当に自信が持てて輝けるようになるには、厳しい現実と戦い続けないといけない。時にはその厳しさから逃げてしまうこともあるだろうけど、その逃げた分も含めて、今までの自分の人生にありがとうと言えてはじめて輝ける、はず。

神のみの1巻を読んだとき、若木先生が巻末のスペシャルサンクスに「今までの自分の人生」と書いておられたのを見て衝撃を受けたのです。
私は上手く行かないこと、不満に思うことがある度に、過去ばかりみて
「あの時こうしておけばよかった」「あの時あの人が言ったことは本当に正しかったのか」等々うじうじ悩んで、人生もう一度リセットしたいとばかり思っていた気がします。

でも、逃げてばかりで意味がなかったと思っていた人生でもその後の行動次第で「意味ある」ものにできる。逃げを逃げにしない努力が重要なの。
若木先生は端からみたら「逃げ」な時期にやったこと(ゲーム)の積み重ねを糧にして神のみを描いてる訳で。そう思うと、時にチャチに聞こえる人生全肯定も、自分の行動次第で説得力を持つんだ、「逃げ」に落ち込んでるだけじゃ只の甘えだよなぁ…と大反省。まだまだ、これから!といい聞かせて青春ごっこを続けながら旅の途中であります。

そんな若木先生が生み出したキャラなんだから。桂馬の「現実」と「自分」の捉え方が、臆病者なダメ人間の心を打つのは当然ですな。

という所で自分語りとちひろのことは置いといて。
なんといっても今回のメインは桂馬の現実への接し方と、神じゃない、人間としての自分の認識。
ここら辺を完成版では見て行きたいと思います。ちひろ編の完成版全部あげれたらいいんだけれど…

あと、やっぱり風景や小物、ちょっとした動き(ちひろの傘バリアとそれにずかずか入ってくる桂馬、とか)で感情示すのうますぎ!これそのまま絵コンテにして映画で見てみたいにゃー。メタファーの使い方は演劇っていうか映画の方向やねー。(演劇はもっと大袈裟なイメージ)漫画でいうとあだち作品。こういう、少年漫画にしては地味といえる表現の読みとり方も人それぞれでしょうけど、私の解釈なんかを完成版でのせる予定です。

あと見逃せないのが「ちひろ」と名前をはっきり呼んだこと!そして「いつでも救ってやる」と、未来を約束したこと!今まで桂馬はキメ台詞では「キミ」が基本だったし、2人の関係の未来を指す言葉はなかったんですね。これはやっぱりギャルゲのセリフとゲーム理論という、現実へのバリアがあったからでしょう。
かのんの時、「キミ」と言いかけて、目を逸らしつつ「お前」の歌よかったぞって言い換えた部分からも、それは読み取れます。(本心で、かのんの歌気に入ってたのね。今も新譜チェックしてそうだなー)

「ちひろ」呼びと2人の未来へ向かう言動は、桂馬がゲーム理論というバリア無しで「現実」のちひろと向き合った象徴でしょう。キス不要論もちょくちょく見られますが、キスこそ「現実」への本気の表れじゃないかしらん?

約束した所で、ちひろの記憶は消えてしまう訳ですが。
先週、ちひろが走り去った後に空を見上げてた桂馬は「記憶が消える」虚しさを思ってたんじゃないかな?だけど、あゆみん再登場で記憶が消えても女の子達が変わることは知ってる。
だからこそ、今回は未来を示唆する言葉が出てきたし、「切なさ」を引きずらない集結になったんじゃないだろうか。

にしても現実というテーマにしては、桂馬の「神」っぷりが強調されてる気もする。過剰なまでに神々しく、格好よく描かれている桂馬。現実はクソだけど、自分はそうじゃない!という桂馬の絶対的自信が現れているよう。
もはやコックローチじゃありません!

ちひろの桂馬批判、そしてあゆみんの蜘蛛の糸がなけりゃ、ここまで人間としての自分に自信が持てなかったのじゃないかしら?
現実世界の影響を受けつつも、ますますパワーアップしていく桂馬。やはり彼は現実世界でも神足りうるのか?

現実世界での生き方を考える桂馬、その思考は次週のセンターカラー痛回で!

にしても全プレ企画とか!気合いはいってんな小学館。

以上携帯からお送りしました。夜に手直しします1ヶ月間携帯更新を余儀なくされ、携帯スキルが無駄に向上しました(笑)

神のみぞ知るセカイ2ch本スレ過去ログ置き場再開しました

凡人には知りえないセカイのDC2さんからログを提供していただいて、神のみ過去ログ置き場を再開しました。1ヶ月の停止どうもすみませんでしたー。

若木先生の12/2:FLAG31「10%の雨予報」、現実の「神」じゃなくて「人間」の桂馬がどうちひろに対応するのか。明日が非常に楽しみです。
>女性の方に人気
キャラや話の作り方、見せ方が丁寧ですもの!そりゃ女受けいいですよ!
私なんか、しつこいくらい若木先生ファンをアピールして毎週アンケート書いてますよっ!
個人的には80年代のサンデーのコメディとか90年代のちゃおと似た匂いをかんじますが、
それだけじゃなく「00年代までのサブカルチャー」の下地がないと成立しない設定(ゲーム理論で女の子を攻略)であるという所で(若木先生もいってたけど)「ポストモダン」な漫画なんだなぁと思います。

「ポストモダン」って、まぁちゃんとした定義はないんだろうけど、サブカルチャーの分野では「動物化するポストモダン」で取り上げてる作品みたいに、ギミックが効いたメタフィクションを指すことが多い気がする。神のみも確かにメタっぽくありますけど、それよりも「物語」「キャラ」に力入ってて、ギミックを読み解くことに執心してるインテリぶりたがるオタク(私のことですよ笑)の目を覚ますのに十分な作品!だと思いました。実際私の目も覚めましたもの笑。ギミックはセカイの本質じゃあないんですよ!
[ 2008/12/02 22:02 ] いーかげんな日記 | TB(0) | CM(0)

ECDの批評には教育欲が詰まってる

ECD跡地
ECDの教育的コラム

☆まえおき
今回の記事、読む人が読めば「神のみぞ知るセカイ」につながってるのかもしれませんが、とりあえずは関係ないです。途中18禁のページにリンクをはる予定なので、18歳未満は踏まないように!
といってもこのブログ、常連さんは私より年上な人の方が多い感じですが…

☆全部渋谷陽一が悪いんや!
音楽評論家渋谷陽一氏のワールドミュージックナウでロックに出会って以来、だんだん批評や評論にのめり込むようになったって人は私だけじゃないはず。

それが高じて卒論で音楽評論やろうとしてダメ出しくらい(曰わく文学部でやれ、うちは音楽教育だ)、なぜか大阪の某劇団の空間論に行き着いてしまったのは私くらいでしょうが笑。(それにしてもなぜロックがダメで演劇は大丈夫だったんだろう…謎。)

そんな幅広い年代にいるであろう、「全部渋谷陽一が悪いんや!」的な理屈っぽい音楽ファン(多分若木先生も渋谷陽一氏の洗礼うけてる)に「ECD」って知ってる?と質問したら、日本のラップミュージック創生期を支えた偉大なミュージシャンの名前が返ってくるのでしょうが…
私は1人の批評好き(主に読む側ですが笑)として、自信を持って「ECD=エロゲカウントダウン」と答えますっ!

☆批評がカルチャーに与える例として、ECDはもっと評価されるべき。という勝手な持論
愛ってすなわち価値評価の基準で「聖地、聖典として機能している」と書いたエロゲレビューサイトがエロゲカウントダウン(以下ECDと略します)な訳ですが、「文化の進むべき道を示す」という批評の役割を考えた時、ECDの批評は完璧にその役割を果したという点で、もっと注目されるべきだと思うのです。

ECDが更新されていたのは1998年~2005年。感動的なシナリオや反則気味なギミックでプレイヤーを泣かせる「泣きゲー」や、キャラクター重視の「萌えゲー」が台頭し、エロゲの本質であったはずのエロの要素が重視されないゲームが人気を集めた時期と重なります。

が、ECDは量産される「泣きゲー」「萌えゲー」を一蹴し、最高の「エロ」を追究しようとしたサイト。エロゲユーザーというマイノリティな世界の中でも更にマイノリティだったんですな。

しかもその「エロ」が…かなりマニアック。ぶっちゃけていうと精液(ECDでいうところの汁)フェチ。女の子に汁がかかってるCGの出来次第で評価がかわる。しかも、そのテのフェチゲーで多い陵辱系じゃなくてラブラブな関係の中での汁を求めてる。(ECDでいうところの「ラブ汁」。ギブアンドテイクな関係が理想だそうな。)

そんなマニアック過ぎる方向に偏っていたにも関わらず、超大手エロゲレビューサイトとして数十万アクセスを叩き出したのは、管理人pero氏の抜群に面白いテキストのおかげでしょう。
ですが、彼のテキストを批評として読んだ時に見えてくるのは「これから作られるべき(汁)エロゲ」の指針を、ユーザー側のみならず制作者を意識して書いていた、ということ。
これからのエロゲの未来をしっかり考えて、自分が信じる方向性に導こうとする。斎藤孝さんがいうとこの「教育欲」がECDには詰まってるのです。この特盛り「教育欲」こそが、他のエロゲ批評、ひいてはサブカル批評と一線を画してるところだと私は思ってます。

確かに00年代に入って以降、ネットの普及もあって、エロゲも含むオタク系カルチャーに関する批評や評論ってのはたくさん出てきました。
しかしその多くはユーザー側の自己主張に終始しているか、「オタク系カルチャーを通して現代社会を読み解く」的なアカデミックな視点の物ばかりの印象です。2次元世界の隆盛ではなく3次元世界に視点が向いているのです。
そんな中で、あくまで2次元世界の未来を模索したpero氏の教育欲、そして2次元世界への愛は希有なものだったと思われます。

☆今も受け継がれるECDの精神
エロゲカウントダウンの作り方でも
>2000年辺りはそれらレビューサイトでの嗜好なり主張なりが、ブランド側からフィードバックされてきたのだ。汁ゲも一気に増えた。これが世界の狭さの強み。この頃はサイトをやってて充実感があった。
と書いてあるように、ECDで主張されたことがそのままゲームに反映され、実際に「汁ゲー」というフェチジャンルが生まれていったわけですが、2ch人口の拡大、そしてECD閉鎖によって勢いは失速していったように思われました。
しかし実はちゃんとその精神は生きていて、また新しいゲームが生まれようとしているんです。そんなECD跡地を聖典として、シビアに汁ゲーを追求してるのがココ。
(18歳未満立ち入り禁止!)
汁/顔射/射精の凄いエロゲ Part4

「始皇帝」もといpero氏が残した言葉を基に、熱烈に汁ゲーを求める男たちの姿がここに!
この格言、ECDの理念をめちゃくちゃわかりやすく示しているのですべて引用しておきます。

始皇帝格言
『顔出し、汁のみならず、人間も描くべし。性格を考えざる汁場面、悉く「こんなに出たね・・・」「暖かい・・・」、愚の骨頂なり。』
『顔出し、こちらから問う前に、「顔に出したい?」と聞く女子、以て生涯のパートナーとすべし。』
『顔出し、口を開けて待つ女子、もって聖女なり。』
『顔出しの極意、範囲よりも密度なり。』
『顔出し、斜め一文字に走る汁、時にぶっかけに優る。』
『始め拒絶し、やがて顔出しを許す女子、いとかわい。』
『顔出し、顔アツプにあらざれば塵に等し。』
『顔出しの後、必ず会話を用意すべし。』
『顔出し、女子の信頼感を大切にすべし。』
『顔出し、女子の顔、男茎に近づけるべし。』
『顔出し、さりげなくよき場所に顔を動かす女子、愛す甲斐あり。』
『散らしつつ集める。これが顔出し画の極意と心得るべし。均等に広がるべからず』
『顔出し、口だけでなく、舌も出して待つ女子、菩薩なり。』
『汁の色は生命の色なれば、寒色を避けるべし。白、水色は黄、乳色に如かず。』
『汁の色、透明度高くなれば、息子低し。』
『汁絵、汁は液体にあらず、固体と想い描けば、おもしろき画現れるべし。』
『クレージユの如き自然の汁、聖少女の如き誇張の汁、ともによさあり。』
『全身に降り注ぐ汁、諸刃の剣なり。』
『口で悦ばせる際、睾丸に手を添える女子、一国一城を与えるべし。』
『口出し画、技術的に高度なり。見せ方に智慧無くば、あってなきが如し。』
『射精なき口淫場面、万死に値すべし。』
『汁を「飲む」と言わず、「食べる」という女子、これもまたよろし。』
『汁絵、発射時よりも、発射後に重きをおくべし。』
『真に汁のために心尽くされた作品、古今東西、未だ見ず。』
『汁ゲエム、汁絵を極めて半分の成果と覚えるべし。女子を、世界を描くこと、残る半分なり。』
『理想のゲエム女子、主人公から三歩下がってフエチの影を踏まず。』
『汁画、鼻ちょうちん、口シヤボンのごとき奇矯な見せ方、未だ稀少価値なれば試す価値あり。』
『ザアメンフウド。漫画では散見するも、ゲエムでは未だ見ず。さりとて技術的に困難なれば致し方なし。』
『女子同士の汁交換、これもまた希少価値なれば試す価値あり。』
『片方の鼻に入れ他方の鼻より出ずる汁画、商業ゲエムで未だ見ず。試す価値あり。』
『歯みがきフエラ。全ての作品で装備すべし。』


ここまで、「良いゲーム」の基準を明言した人が、ほかにいただろうか。
そして、それを後継者に受け継ぎ、新しいゲームにつなげたひとがいただろうか。
やっぱりECDは偉大だし、ゲーム史サブカル史に残すべき批評活動を行ったのだ!と私は全面的に支持しますよっ!たとえ信者脳だといわれようとも、私を洗脳したpero氏の力がすごいってっことなんだよっ!
アカデミックなサブカル評論書いてるひとも、こういうアマチュアでありながら重要な批評活動を行ってる人をとりあげて欲しいわね。もうkeyは食傷気味よ…
[ 2008/12/01 21:16 ] ギャルゲ(エロゲ)とか | TB(1) | CM(0)











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