若きあゆみんの悩み②

若きあゆみんの悩み②
「おい、高原。」
…へっ??
さっきは、「歩美」って言ってたよね??
しかもすごくぶっきらぼうな言い方だし。さっきの甘さはどこに行ったのさ。
あれ?よく見たらメガネしてる…。ゴシゴシ目を擦って、もう一度見てみたけど、やっぱりメガネだ。
「あ、あのさ…今日、メガネかけてたっけ?それに何でいきなり名字?」
「何、ねぼけてるんだよ。2時間目もう終ってるぞ。」

…へっ???
に、2時間目????
思い出せ、思い出せ!!えーと、2時間目の最初に英語のテスト返ってきて、案の定最悪の点数で、落ち込んで、机に突っ伏して…そのまま、寝ちゃってた…。

ってことは、さっきの全部、夢ってことぉ?!なんて夢見てんだ、私っ!!
みるみるうちに顔が赤くなって暴れだした私を、不思議そうな顔で見ながら言い放つ。
「授業中に消しゴム飛んできたんだ。おかげでゲームのボタン押し間違えそうになったんだぞ。いつまでたっても取りに来ないと思ったら…。」
…寝てるうちに飛ばしちゃったんだ。

消しゴムを私の机において、さっさと席に帰ろうとする。
こ、こいつ…!!人が真剣?に恥ずかしがってたと言うのにっ!!
怒りと恥ずかしさにまかせて左腕をつかんだ。また心拍数があがった気がするけど、きっと気のせい。
「何?ゲームで忙しいんだけど。」
「ゲームゲームってさ…確かに居眠りして消しゴム飛ばしちゃったのは悪かったけど、その言い方はないでしょーーー!?」

私の言い分なんか耳に入らないみたいで、机においてあった紙を拾い上げてぼそっと一言。
「授業中寝てるからこんな悲惨な点数になるんだろうな。」
「あ、あんただってゲームしかしてないじゃないのーー!!点数だってきっと…」
片手には100点満点の英語のテスト。勿論名前は桂木桂馬。
「ううぅぅぅ…もういい!!桂木のバカーーー!!!」
つかんでた腕を力任せに振り切った。勢いで桂木の体が机にあたったみたいだけど、知るもんか。
あんなやつ!!ドキドキして損した!!!

続き→若きあゆみんの悩み③
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[ 2008/10/26 20:42 ] 神のみ応援企画 | TB(0) | CM(0)

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