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さよなら絶望先生第百五十四話 感想とか

第百五十四話「持つ女」 
よみましたっ
今回はいきなりテーマ提示から入ります。テーマ解釈が二転三転することが多い『さよなら絶望先生』ですが、今回は一本筋が通ってて主張が分かりやすいです。


☆サブタイトルと元ネタ
「持つ女」。小松左京の『待つ女』または浅田次郎の『待つ女』が元ネタ。ミニシアター系のフランス映画でも『待つ女』っていうのありましたが、あんまり久米田先生の趣味じゃなさそうだし違うだろうなぁ…。(ドロドロした恋愛モノなので…)

小松左京っていえばSFですけど、『待つ女』をはじめとする女シリーズ(って言っていいのかな?)は幻想的でロマンチックな雰囲気の作品。女性ファンも多そう。古き良き少女マンガを愛する久米田先生が読んでいてもおかしくはなさそう笑。

浅田次郎のほうの『待つ女』は読んでないのでなんともいえない…。機会あれば読んでみたいです。『蒼穹の昴』に大感動したのに、それ以降浅田次郎作品よんでないっていうことに気がついた。メトロに乗ってとかぽっぽやあたりの有名どころすら読んでないよ…。絶望先生のサブタイトル調べてると読書意欲が湧きますねぇ。


☆今回のテーマ
テーマは「二物(二つ以上与えられた才能)」。「別の人生もあったと思うんですよ」という先生の語りから始まる今回。2つ以上の才能持つ人だって、世の中にはたくさんいる。なのに「天は二物を与えず」ってことわざが昔からあるのはなぜ?世の中の些細な矛盾や疑問を絶望先生と生徒たちが鋭く追及していきます…ってちょっと社会派風に煽ってみる笑。

でも、「おかしい」と気付けること、更に「おかしいよね」って言葉に出していうことって実はすごく難しい。全部「当たり前」として受け入れてしまうほうが楽だからね。しかも絶望先生の場合、政治とか経済とかっていう「大きな物語」の矛盾を追及する(これがいわゆる社会派なんだと思う)のではなくて、あくまで「日常」での矛盾を追及していくのです。久米田先生はいつもインタビューで「日常であった嫌なことをネタにしてる」って言ってますけど、日常に対して「嫌だ」と思えて、さらにそれを言葉にできる(ネタにできる)っていうのは、本当に稀有な才能だと思います。決して2chやネットのネタ貼り付けただけじゃ絶望先生は成立しません。いつも日常に流されて生きている私は、絶望先生を読むたびにハッとさせられます。


☆今回の構成とあらすじ
①テーマ提示(先生:「別の人生もあったと思うんですよ」)
②一般的例示(先生:ダルビッシュ、我那覇、しょこたん)
         (交:眞鍋かをり) 
③キャラ例示(先生が勧めたお寿司屋の大将が作る洋菓子に感動する千里)
④千里暴走(天は二物を与えずというが、実際は二物も三物も…。きっちり一物に!)
       (まだ4p目だから、と暴走する千里を止めるあびると奈美)
⑤テーマ解釈(先生:「木津さんがそんなことしなくても 日本は大丈夫です」)
        (先生:「天が二物を与えないのではなくて世間が二物を認めないのです!」)
・解釈補足例示1(先生とあびる:日本人はその道一筋というのが好きだから…。プロで4番ピッチャ            ーを認めない。寿司屋の大将だって洋菓子を出したら寿司の味が落ちたってたたかれる。)
・解釈補足例示2(奈美:マルチタレントは?) 
           (あびる:才能がどれも突出してないから認められる。羅列ネタ。)
           (先生:まとめ。本当に突出してる2つ目の才能は、やっぱり認めてもらえない。もう            1つの人生の予想羅列ネタ。)
⑥まといの不思議街案内(二つの才能を持つものたちの、もう1つの才能を見ることができる才能のツインタワーへ入る。)
⑦一般的例示(ピッチャーのイチロー、プロゲーマー鈴木アナウンサー、洋菓子を作る大将、金メダルをとるプーチン…)
         (まとい:絵つき羅列ネタ。)
⑧ジレンマ才能例示(まとい:二つの才能が相反するがゆえに表に出せない才能。女王とM奴隷、計算高いおばかタレント、本気出せば結構早いエコカー。)
・解釈補足例示1(奈美:確かにどちらかの才能をアピールするとどちらかマイナスイメ
           ージになることはある。)
          (あびる:健康志向のハンバーガーが売れないのと似てる。)
・解釈補足例示2(先生の普通弄り。特にもてあます才能がなくてよかったですね。)
⑨ガチャピン晴美オチ(タワーのボスキャラの晴美。)
             (千里:同人の〆切とかで学校休んでたんじゃ…)
             (可符香:スポーツエリートとしての晴美。)
             (千里:拘束具としての晴美のメガネ。)
             (奈美、千里:第2、第3の晴美に感動するふたり。)
             (先生:スカイダイビングまでする晴美に「ガチャピンかよ!」)
             (晴美:漫画も面白いんだよ)

今回はあらすじ込みで詳しく書いてみました。長すぎるかも…。
というのも、今回はエッセイや評論にしても違和感ないようなテーマだなぁと思ったので文章にしてみたら特徴が分かりやすいと思ったから。絶望放送でも久米田先生のネタをパクって授業に提出するエッセイ書いて、教授から高い評価もらった人が居るってネタが取り上げられていましたね。
今回の場合、タワーまでは確かに評論っぽいけれど、最後のオチがキャラありきのネタってとこが、やっぱりドタバタ学園ギャグ漫画ですね笑。

以下、ネタに関しての気付きを少し。
久米田先生といえばスポーツネタ。特に野球とサッカーはマニアックなものが多い。今回の1ページ目、テレビの野球中継のスタンド、観客がYMCAやってますが、コレは日ハムの6回表の恒例イベントなのです。細かすぎる…

久米田先生お得意の自虐ネタもあります。まず、⑤の「いろいろやってようやく1つ」という例の羅列ネタの最後に書かれている
・ギャグ+萌え+社会派+自虐+和紙+追加カット+オリジナルアニメDVD+ブログ+書き足し
先生、これは読者サービスってものじゃないですか笑。

もう1つは⑤の「見たかったもう1つの人生」の羅列ネタ。
・日教組の犬久米田こうじ
久米田先生は最初美術の教員を目指していととのこと。でも、芸術系の教員の採用ってめっちゃ少ないんですよね、地方も都会も。たとえ都道府県での採用がなかったとしても、主要5教科なら私立学校の教員まで広げたらどこか就職決まるものなんですが、芸術系はなかなか、ねぇ…。

でも、たとえ久米田先生が美術教員になっていたとしても日教組の犬にはなってなかったのではないかと思います笑。どっちかというと、日教組の先生を離れたところで観察しつつ、あとで話のネタにして若手の先生とか生徒を笑わせてそうだ笑。


☆絵の面で気になるところ
・女子制服のスカートの揺れ
ここ最近、スカートの裏地が見えるように描かれています。秋風が吹いてきているよう。ちょっと少女的、センチメンタルな雰囲気ですねぇ。
絶望154①

絶望154②


・したからあおる構図
絶望154③


☆今回のあおり
1ページ目
“別の人生”…誰しも一度は考えます…!?
12ページ目
腐女子、宝の持ち腐れ。

☆巻末コメント
シモネタさえ描いてなければ別の人生があったかもしれません。無かったかもしれません。
最初の学園コメディノリもよかったと思うんですけどね、南国。サンデーは学園コメディの名手がたっくさんいるから(特に南国連載時は河合先生、西森先生、椎名先生、高橋先生…枚挙に暇が無い…)あのままで生き残るのは難しかったのかもしれません。いろいろ考えて、得意ネタ、特徴としてシモネタ増やしていった結果、サンデーの「縁の下の力持ち」に。おかげで一部編集さんには嫌われていたようですが笑。
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[ 2008/09/28 11:34 ] さよなら絶望先生感想 | TB(0) | CM(0)

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