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「神のみぞ知るセカイ」第2巻の感想~かのん編と栞編の対比から見えてくる神の孤独~

「神のみぞ知るセカイ」第2巻
神のみぞ知るセカイ第2巻 感想速報版
の続きとなってます。FLAG26感想考察完全版は明日になりそうです。


☆かのん編と栞編の対比からみえてくる神の孤独
単行本で続けて読むと、かのん編栞編ともに「平凡な人間より一段上の世界」いわば「神の領域」に行こうとした女の子の話というのが良く分かります。

しかし、桂馬と出会う段階では「神の領域」に踏み込むことにまだ迷いがあって、それが心のスキマになっていたんですな。その迷いに対して、既にゲーム世界で「神」になっている桂馬はどう2人を導くのか。

かのん編では、桂馬を支えにして「普通の女の子」としての安心感を得ようとしたかのんを突き放し、「完全なるスター」へ導きました。3次元世界の人間の憧れ…エルシィ曰く「まぶしくて見えない」ところにいる神になったわけです。2D世界では「神」の桂馬でも、3D世界ではタダの人間。結果的に桂馬とかのんの接点はなくなりました。

対してはどうか?ジャンルは違えど、本の世界=2D世界に生きたいと願った栞は、かなり桂馬と近いところにいたと言えるでしょう。いつも攻略対象の女の子に文句をつけていた桂馬が「なかなか良さそうなやつじゃないか」と発言したのも、栞にシンパシーを感じていたからではないでしょうか。そして栞も「なにか通じ合えた気がする」と思っている。2人は確実に通じ合っているのです。

しかし、栞には「人と話したい」という心のスキマがあった。実はコレを最初に指摘したのはエルシィ。
「実は人と話したかったりして」というエルシィに一瞬の間をおいていつものように切り替えしますが、桂馬はこの一瞬の間になにを思ったのでしょう?
栞①

「ずっと図書館で暮らしたい」という栞に「それはウソだね」という桂馬の残念複雑そうな表情。
栞②

そして栞の目をしっかりと見つめながら「ボクは、現実の世界なんてなんとも思ってない。」と宣言。
栞③

この2つの場面とあわせて考えると、「2D世界の神は自分しかいない」という孤独な事実に気付いたのではないでしょうか。

そう考えると、栞編の最後のコマ、エルシィを手伝うでもなく、栞を思うでもなくPFPに没頭する桂馬は誰にも理解できない「神の孤独」を独り紛らわしている…そんな風に見えてきました。

でも。栞は「何か通じ合えた」とおもっているのです。桂馬のおかげで3D世界を信じて生きることができるのです。桂馬だって2D世界では神でも3D世界では女の子と通じ合うことができる1人の人間なのです。そんな桂馬の人間の部分に土足で踏み込んでくるのがエルシィ。インターミッション回は桂馬の人間性を開発していくという役割も大きいのではないかと思います。

…だからこそ私はエルシィにあくまで妹でいて欲しいのかもしれない。兄妹というのは他人が踏み込めない領域が必ずあるもので、恋人という他人が知りえない表も裏も本音もたてまえも、語らずとも共有できる理論外の何かがあるのですから。
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「神のみぞ知るセカイ」レビュー

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[2008/12/31 11:27] URL コミックレビュー トラックバックセンター

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