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神のみぞ知るセカイFLAG31 感想速報版

FLAG31「10%の雨予報」
読みましたっ
…桂馬とちひろの、気持ちが痛い。
切ない、切なすぎるよう…


まさかのモブキャラ攻略の驚き、あゆみん再登場の女神っぷり、そして先週の密着ニヤニヤ展開から一転して、今週は切なさ一直線。
この2転3転のストーリー展開が神がかってるのは勿論なんだけど…
それ以上に今週の演出は扉絵、煽り文含めて完全度高過ぎ。コレ、本誌で読まないとほんと勿体無いと思う。神のみスレにも書いたけど、大林宣彦監督の映画並みに青春ノスタルジックだわ。

桂馬、ちひろの表情と細かい動きで青春ノスタルジーな気持ちを表現する。セリフ、モノローグに依存しないシークエンスでの心情描写。まるで映画じゃないか!
特にちひろの描き方が巧すぎるっ!
はっきりしないちひろの態度、イライラするくらいコロコロかわる発言、だけど今回はその態度や発言の裏にある気持ちがちょっと見えるように描かれてる。

真剣になりたくてもなれない、失敗が怖い、だからいつも途中で逃げてばっかり言い訳ばっかりなの。だからこそ、真剣な人に憧れと妬みを同時に持つんだよ。(私のことだよこんちくしょう)

ゲームではこうは行かないからなぁ。minoriとか映画っぽい演出がんばってるけど…立ち絵の表情差分とイベントシーンが基本のノベルゲームじゃいくら映画っぽくしたって太刀打ちできない。特にefはアニメの心理描写が素晴らしすぎて、皮肉にも1本道サウンドノベルの限界を示してしまったわね。

と、話がそれました。まさに「10%の雨予報」な空、それを見上げる桂馬、ちひろから桂馬への眼差し、イベントが起こって初めて、ちひろ自身を見ていなかったことに気づく桂馬…それぞれのシークエンスの美しさとその解釈をねちっこく語りたいところですが、それは完全版に譲ります笑。いつになるかわからんけど…涙。

で、今回のポイントは、2人の気持ちのすれ違いっぷり!ああ青春。
コロコロ変わるちひろの態度と、その態度の原因(ユータ君より桂馬といるほうが楽しい)を見抜けない桂馬の鈍感っぷり、そしてちひろが傷ついて初めてちひろの本質を理解する桂馬…うう、切ないなぁ。

いつもの攻略なら、桂馬が女の子の気持ちに気づかないってのが有り得ない。だから、今回のような青春すれ違い恋愛ストーリーは桂馬には無縁のように思われました。

だけどハクア編及び楠編で示された通り、桂馬は3D世界の人間としての自分の長所(真剣さとか顔の可愛さとか)が、女の子にとって魅力的に映ってることに無自覚なんです。女の子が自分を好きになるのは、ゲーム理論があってこそ。リアルの女子はリアルの桂馬との恋愛を望んでいない。そのスタンスを貫いてる。だから攻略以外のところでは、女の子の気持ちが自分に向いていたとしても気付かない。
神のみぞ知るセカイFLAG27 感想とか元ネタとか「ポイント2:桂馬の鈍感さの背景にあるものは、絶対的価値観」参照)

今シリーズではそんな桂馬の無自覚な鈍感さを逆手にとって、青春すれ違いの切なさを演出してしまったのですっ!若木先生、あなたはどこまですごいんだ…

桂馬が「ちひろを攻略する」んじゃなく、「ちひろに攻略させる」という意識だったからこそ、自分に惚れさせるという意図がなく(素の人間として)、ちひろと接してきた桂馬。ちひろは地獄関係以外で、唯一素で接することができる存在なのかもしれません。

ちひろを本当に傷つけてしまったことで、彼女の気持ちがユータ君より自分に向いていたことには気づいたでしょう。

だからこそ、ちひろ「攻略」を決意したのだろうけど…決意までの間、「10%の雨予報」な曇り空を見上げ、桂馬は何を思ったんだろう。攻略したら、もちろんちひろの記憶は消えてしまう。だけど桂馬と一緒に攻略計画立てたこと、一緒に中華まん食べたこと、この事実は消えない。

二次元の神じゃない、リアルの自分の存在意義。
リアルの女子の気持ち。
そして、駆け魂狩りの意味。


二次元だけに生きてきた桂馬、三次元のことも意識しはじめてる…女の子だけじゃなく、桂馬のセカイも変化していくようです。

来週、少しグレードアップした神様が見れるんじゃないでしょうか。今週の切なさを抱えたまま、しっかりちひろと向き合って欲しいです。

放置記事多くてすみません…年末の連休でまとめてやります!
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傷があるから思い出は美しいし、穴があるからドーナツはおいしいんだよ

切ないですよね、今回の話。
なんというか、ギャルゲのテンプレをたくみに活かしたメタな話じゃなくて、普通の青春モノでもぜんぜん書けるじゃん、やるなたみー、と思ってしまいました。
自分もそういう時期があったなぁとX年(昔すぎてかけない)前を思い出してしんみり。適当で真剣さがないんじゃなくて、自分に自信がないだけ。輝くものにあこがれるけど、がんばってだめだったときに傷つくのが怖いって言い訳して、いまいちがんばりきれない、そういう自分に嫌気がさして、ますます自分の劣等感が強くなっていく。

桂馬がまた鈍感すぎないのがいいです。これがベタベタなギャルゲ的展開なら
(あいつ・・・なんで怒ってるんだ・・・?)
とちひろの変化に気づかずサクッとスルーしちゃって読者をまたイラッとさせたりもするんですけど、桂馬がそれに気づかないわけがない。けれど、確かに気づいたけど、そのタイミングがちょっと遅かった。そのタイミングの悪さゆえにすれ違う。そしていつしか胸の痛みとともに青春時代のほろ苦い思い出に変わっていくんでしょう。そういう恋だの友情だのが世の中にいくつあったことか・・・まぁ自分も例外なく野風に躯をさらしてしまった連中の一人なんですけど。
そんな懐かしい記憶をたどりながらしんみり読みました。でも、すれ違ったことに気づいてからすぐ立ち直る桂馬はかっこいいですね。自分にもああいう行動力があったらなぁ・・・ってまたしんみり(´・ω・`)
[ 2008/11/30 17:23 ] [ 編集 ]

来週、私は泣きそうです…

もう、ほんとにせつないですねぇ…
来週泣いてしまいそうです笑

>普通の青春モノでもぜんぜん書けるじゃん、やるなたみー、と思ってしまいました。
ですよねー。私も連載始まった当初、ゲームでいうとAIRとかONEみたいなメタレベルな世界に問いかける作品でありつつ、コメディ作品として成立させるんかなぁと思ってたんですけど、そんな(ある意味)高慢な意識無しの、いろんな人の青春の記憶にアクセスしてくる作品になってきてるなぁと思います。若木先生の人生経験なめちゃいけませんね。

>自分もそういう時期があったなぁとX年(昔すぎてかけない)前を思い出してしんみり。
ああ、気持ちめちゃくちゃわかりますっ!私はまだ青春ごっこの途中であったりしますが…笑
ちひろの劣等感ってものすごくリアルですよね。そして自分の価値観、ひいては自分自身に絶対の自信を持っている桂馬もまたリアル。劣等感から真剣になれない娘が、自信がある人に憧れもつって構図は何度も経験してる訳で…自分も桂馬に救いを求めたい気持ちになってます、今。

>タイミングの悪さゆえにすれ違う。そしていつしか胸の痛みとともに青春時代のほろ苦い思い出に変わっていくんでしょう。そういう恋だの友情だのが世の中にいくつあったことか・・・
ね、リアルはホントに難しいです。ちょっと勇気を出すことあっても、「逃げ」の誘惑はいつでもあって、でも結局「逃げ」は痛みにしかならなくって…あー思い出したら、いろいろとしんみりしてきました…
こういうのって誰もが経験してることだからこそ、よほどうまく描かないと共感呼ばないんでしょうけど…今回は心に響きまくりでした。
[ 2008/11/30 20:33 ] [ 編集 ]

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