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若木先生と畑先生と久米田先生と… その2「久米田先生の歴史~デビュー直後~」

ちょっと間があきましたが第二弾。
久米田先生のデビュー前後の経歴・発言についてまとめたいと思います。

☆デビュー作は?
『行け!!南国アイスホッケー部』です。
1990年第27回小学館新人コミック大賞少年部門入選という華々しいデビューっ!

新人コミック大賞(新コミ)は小学館が出しているマンガ賞では一番大きな賞で
「小学館各コミック誌の次代を担う連載作家の登竜門」と位置づけられています。

特別大賞、大賞、入選、佳作という順位がつけられていて
27回では大賞が出なかったため、実質久米田先生が1位ですね

少年サンデーでデビューするには
サンデーまんがカレッジ(月例)投稿→担当編集者がつく→新コミ(年二回)投稿→デビュー
という流れがスタンダードで、久米田先生もこの流れです。

普通は新コミの受賞作が載った後、他の漫画家さんのアシスタントをしながら
いくつか読み切りをかいてから連載開始、となるわけで本誌で連載できるまで
何年もかかることが多いのです。

ですが、久米田先生は投稿2作目の『南国』が新コミで1位、アシスタントの経験なし、
本誌に掲載したら好評でそのまま連載作品へと、かなりのエリートコースをたどっています。

新コミ受賞作がそのまま連載へ、というのは例外中の例外
久米田先生以外では高橋留美子先生の『うる星やつら』くらいしかありません。
(『勝手なやつら』から『うる星やつら』にタイトル変更になりましたが)
編集部の期待の高さがうかがわれますねっ

☆『地上げにスマッシュ!』って何?どこで読めるの?
久米田先生の初投稿作
1990年サンデーまんがカレッジ(まんカレ)努力賞を受賞しました。(何月かは不明です…)
地上げ屋をテニスでやっつける、みたいな感じらしい。(ファンブックより)
元テニス部の久米田先生、そしてバブル期らしいストーリーですねぇ。

久米田先生いわく
「じゃあちょっと自分でマンガ書いてみようと最初に『サンデー』に送ったやつが努力賞でした。
『もう一回描きな』」みたいな感じで言われて、それでもう一回描いたやつで入賞して、
連載になりました」
(2006年6月荒川弘先生との対談より)

…ほんとにデビュー前に一作しか描いてないみたいですねぇ、すごい…

まんカレは入選、佳作、努力賞、あと一歩で賞と順位がつけられていていますが
努力賞では雑誌掲載なしなため、現在読むことはほぼ不可能だと思います。
というか、読んだことがあるのは編集さんと久米田先生くらいでは?

☆久米田先生はデビュー前何をしていたの?
南国でデビューが決まったとき、久米田先生はまだ学生でした。
大学は和光大学人文学科芸術学部。大学5年生のときです。23歳。
(和光大学出身者はサブカル系で活躍している人多いですね)

漫研に所属していたものの、投稿作をバリバリ描いているわけでもなく
美術教員を目指していたけど倍率高くてあきらめて、編プロもおちて、
その後じゃあちょっと自分でマンガ書いてみよう、で『地上げにスマッシュ!』を
投稿して、その後とんとん拍子で1年もしないうちに連載確定…
「新卒でマンガ界に就職した感じですね」(2006年6月荒川弘先生との対談より)

(推測ですが、大学へ5年行ったのも教員免許取得の関係だと思います。教育学部以外で、
しかも実技系の免許取るのって結構大変なんです…)

☆デビュー作での久米田先生の発言
サンデー名作ミュージアムで連載第一話が読めます。(第二話の表記になっていますが)
(単行本では読み切り版が一話、連載第一話が二話となっています)

ちょっとした疑問
リアルタイムで本誌を読んでいないので、本当のところは分からないんですが
単行本と新装版を見る限り
1991年の10号に受賞作掲載→15号から連載開始→5話分載って休載
→29号より連載再開(以後ほとんど休載なし)という流れになっています。
(ちなみに、この間に少しだけ満田拓也先生のアシスタントをしたとのこと。)
当初は5話分短期集中連載の企画だったのでしょうか?
同じ年代だと、『帯をギュッとね!』や『うしおととら』が短期集中→連載の流れだったのは
有名ですが、南国もそうだった、ていうのは聞いたことないなぁ…
ご存知の方、教えてくださいっ汗

サンデー名作ミュージアム 『行け!!南国アイスホッケー部』

で、この時の久米田先生についているキャッチコピーなんですが…(1ページ目)
闘うまんが家!久米田康治
凄くスポーツ漫画っぽいっ!!
これが数年後には下ネタ王子になるとだれが予想したでしょうかっ笑
にその数年後にはギャルゲー師匠へ…
(これは読者から呼ばれていたもので、編集さんがつけたものではありませんが)

更に3ページに注目っ
パワー炸裂!ハチャメチャ新連載!!
の煽り。
そして、

久米田康治先生より
受賞後イキナリ連載なんてうれしくてうれしくてもうウハウハです。
大学も無事卒業できたし、ここんとこ怖いくらいのラッキー続き。
何はともあれ一生けん命描きますので、「なに、このまんがつまんねーな」なんて言わないで
海のように広い心で見守ってくださいね。


コメントが普通すぎるっ!
ちょっと調子に乗ってる感と、消極的にへりくだってる感が同居していて
久米田先生っぽいともいえるのですが、なんだか無難な感じ…
これから、だんだんといい意味で壊れていくんですね笑

☆デビュー作の絵、内容について
・絵について
いかにも少年誌な絵柄ですねぇ
絵といい、内容といい、当時の江川達也先生の影響を
かなり受けてるな、と思うのですが、どうでしょう?
(改蔵でも、「昔」江川達也が好きだった、とネタにしていたし)

影のつけ方や色の使い方が独特で、こだわりを感じます。
手探りでいろんな表現を実験している様子。
久米田先生、アシスタント経験もなかったわけで作画にはかなり苦労したようで
「やり方がわかんなくて、アシスタントさんに聞きながら描いている状況でした」
とのこと。

それでも見開きだってやっちゃいます、気合十分。
南国1




しかしまぁ、今とは全く絵が違いますねっ
『かってに改蔵』や『さよなら絶望先生』でも
この頃の絵柄に似せて描いたりもしているので、意識したらこの頃の感じでもかけるようですが…
(そもそも久米田先生は他作品の模写がとてもお上手なので、いくらでも真似できるのかも)

因みに91年にでた単行本の画像
南国4


10年後の01年にでた新装版の画像
南国2







☆デビュー作の内容
この頃は、ちょっとエロくてトンデモな感じの学園スポーツコメディ、という方針で
マジメで地味な(でもおもしろい)サンデーのスポーツ漫画のなかでは異色です。
スポーツマンガでよくあるパターン、王道をパロディして笑いにしているにもかかわらず
あまりにも馬鹿馬鹿しすぎて笑、怒るに怒れない。
王道を馬鹿にする、というより、王道がすきだからこそここまで馬鹿馬鹿しくできるんじゃないか、
そんな印象を受けました。

実際、久米田先生が影響を受けた作品として上げているのは
・天才バカボン
・タッチ
・うる星やつら
の3つで、ほんと王道すぎるほど王道なものばかり。
デビュー当時はほんとにこれらの作品目指してがんばっていた、とのこと。

おまけ
背景のポスターやらくがき、登場人物の持ち物にネタをしこんでたり、
服や小物の描写が細かかったり…というのはこの頃から続いています。
ここら辺、当時の時事ネタや久米田先生の趣味がにじみ出ていてよくみると面白いっ
時事ネタは、よくわからないものがほとんどなんですが
きっと20代後半より上の人がみるととても懐かしいネタが多いんじゃないかと。
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[ 2008/05/12 08:35 ] 久米田康治先生関連 | TB(0) | CM(0)

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