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神のみぞ知るセカイにおける教育欲

一応FLAG41の記事の前置きですが…
★長い前置き。
教育欲に溢れた作品が好きです。教育欲に溢れた人が好きです。独自の価値観を他人に伝達し、それによってセカイを変えようとする作品や人が好きなのです。

神のみ、そして若木先生が「内容スカスカ」である(私はそんなこと微塵も感じたことありません、念のため。)という価値観を多くの人に伝えようと努力し、より豊かな心理描写の作品(といっても、作品中で完全な説明を求め、ストーリー上のフックから読者が自由に心理を想像することを認めない)に目を向けさせ、神のみが「好き」と言う人を減らそうとする。成る程素晴らしい教育欲です。(彼の言葉を借りると「啓蒙」ですね。)

諦めず教育を続ければ、彼の理想は達成できるかもしれません。ですが、神のみの素晴らしさを伝えようとしている人もたくさんいるわけです。理想達成のためには、そんな人たちの「好き」という気持ちに勝たなければならない。そんな茨の道をあえて歩むのはなかなかできないことですよ。脱帽ものです。

そんな教育欲に溢れている人は大好き…なはずなのに、彼の意見を読むと、とても悲しくなります。それは私が考え方、生き方という根本的な部分で後戻りできないくらい神のみに影響を受けているからだと思われます。神のみを否定されると、私自身の価値観や生き方まで否定されているように感じて、悲しくなるわけです。
とても自己保身な考え方ですが。

★エンタメと教育の両立
神のみはキャラクターと展開で読ませるエンタメです。丁寧な心理描写で、読む人の価値観に影響を与える人生ドラマではありません。
むしろ4~5話で1人の女の子との交流がリセットされるという設定のため、毎回読者に幾つかのフック(引っ掛かり、解釈のヒント。伏線とは少し違います。)を提供するのみで、心理描写は極限まで削られています。
だから、静かに配置されているフックを無視して読めば「内容が薄い」「人物描写が薄い」という意見になるのは当然です。
フックを無視するのは、ハナから気付いていないからなのか、考えるのが面倒だからなのか、フックという仕掛けそのものを作者の怠慢と考えているからなのか、フックから想像を巡らす行為を信者の愚行と見なしているからなのか…理由は様々でしょうが。

神のみのフックは「神のみ」の作品解釈の手掛かりになるだけではありません。読者の記憶や経験を引っ張り出し、解釈する手掛かりになっているのが最大の特徴だと思っています。
可愛いキャラクターと、フックを使用したストーリーで読者人気を狙うなら「病気で余命○年」みたいな、分かりやすくインパクトを与えるストーリーを持ってくることもできるはずです。
ですが神のみで扱われるヒロイン達は、「病んでるアイドル」「優等生の悪魔」「武士っ娘」「プロレス好きの実習生」などの非現実的な「属性」があるにも関わらず、駆け魂が取り付く原因となった悩みは、読者が現実でぶつかる悩みと重なっているのです。

もし神のみのヒロイン達に「属性」が付けられず、リアルな人物描写が行われていたとしたら、共感を覚えることはあっても「私」と「ヒロイン」は重なることはないでしょう。フックと「属性」を活用し、心理描写の解釈に幅を持たせているからこそ、読者は作品解釈をするとともに、自分の記憶や経験の解釈にまでいたるのではないでしょうか。

と、ここまでがFLAG41完成版レポートの前置きです。41は勿論、純編を見渡してどんなフックがあったか見ていきたいと思います。

…長々と失礼しました。でも、悲しくて悲しくて書かずにはいられなかったんですよ。最後まで読んだ人はすごい。
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