神のみぞ知るセカイFLAG53感想速報版

FLAG53「陽当たり良好」

よみましたっ
もおおお、これ以上私の涙腺と思い出を刺激するのはやめてーーっ!!思春期の不満と不安を抱えたまま、年だけ食ってるダメ人間には酷すぎますって!!

先週の恋するみなみでもかなりきてたのに…今週のみなみを見つめる桂馬の優しい眼差しと、桂馬自身の経験から紡ぎ出したみなみへの言葉に、電車の中で、つまり公衆の面前でボロ泣きですよっ。ちょっとおかしい人じゃないですか…。この集中力を別の方向に使えたら社会に役立つ人間になれただろうに…。

「いくつもの終わりがあって、いくつもの新しい世界を見て…」「ボクら…大人になるんだ。」
「終わっても、残ってる!!」「すべての終わりが、みなみちゃんの力になる!!」
この言葉はみなみに向けられたモノですけど、桂馬自身に向けられた言葉でもあって。女の子と出会って、「恋愛」が始まって、そこには必ず終止符がある。寂しいけど、だからこそ新しい女の子との「恋愛」がある。桂馬は、今まで考えてもいなかった「現実女」の新しい世界を知ることで、少しずつ成長してるんだなぁ。
特に、終わっても残ってる、すべての終わりが力になるって言葉は、ちひろ編での挫折→歩美との再会で復活、というイベントがあったからこそ出てくる言葉だと思うんですよね。
ちひろ編以降、「未来での約束」もデフォルトになってますな。やっぱあゆみんはキーパーソンに違いない!と思うのは、私があゆみん×桂馬萌えだからでしょうか笑。

上の方で、桂馬の優しい眼差しって書きましたが、今回のみなみ目線から見た桂馬は、行動も表情もすごく優しく描かれています。表情の描き方上手ですよねぇ。表情だけで、気持ちが読み取れるような。いつも感嘆してしまいます。
普段の桂馬が、いかに気味悪い存在かを知っていても、みなみにとっては、今隣で手をつないでいる優しい先輩が全てなんだろうな。

桂馬の「みなみちゃん」呼びも注目したい。初期はおまえ→ちひろ編以降は呼び捨て→そして今回は「ちゃん」付け。明らかに先輩後輩を意識しての呼び名です。ギャルゲーのセリフまる写しの初期から、桂馬自身の経験と思いからでた言葉へ、そして相手と自分の立場を考えた言葉へ。
攻略中のイベントでは、桂馬の内面は殆ど描写されず、分かりにくいという人もいるだろうけど。この静かさが神のみの魅力の1つで。ちょっとした表情やセリフ、行動から桂馬の成長を表現するのって、すごく重要なことだと思うのです。桂馬の成長は、信者の都合がいいように妄想した結果の産物じゃない。若木先生が意図して「静かに」変化を入れているのは間違いないと思う。初期の桂馬だったら、最後にヨーヨー持ってたりしないだろうし、ね。

普通の夏祭りや花火大会じゃなくて、七夕祭りというのもうまいですよね。絵的には、花火とかの方が派手で読者の気を引きそうなんですけど、あえて地味な七夕のお焚き。桂馬が何もしなくても、七夕のお願いを通して、大会出場という叶えられなかったみなみの願いと、自分は結局何も残せず終わってしまったというモヤモヤ(これが心のスキマなわけですね)が、自然に溢れでる。

それに加えて、髪の毛の演出も神がかっていました。無理やりピンで抑えつけて大人しくさせていたボサボサな髪の毛は、そのままみなみのボサボサな心なわけで。桂馬と手を握った時、抑えつけていたボサボサ髪=ボサボサ心は解き放たれて、桂馬に自分のボサボサの心を吐露してしまう。七夕の願いという仕掛けは桂馬が用意したものかもしれませんが、髪の毛爆発はもっと得体の知れない外部の力。ちひろ編の傘の演出と同じですね。今回のは地味だけど笑。もし映像化するなら、こういう素敵な演出をこだわってやってくれる所にやって欲しいなぁ…。

ヨーヨー、みなみがくれた物は、記憶が消えた後もちゃんと残ってるんですね。
ということは、桂馬があゆみんにあげたスパイクもあゆみんが持ってるままってことですか!
porn的な展開もありうるやもよ?んん?

その他メモ
・陽当たり良好、スローステップと並んでちゃおの名作ですよねぇ。5/29 追記→と書いたんですが、陽当たり~は少女コミックでした。ずっとちゃおだと勘違いしてたよ…。コメントでのご指摘ありがとうございました!FCはかなり遡って読んでいましたが、あだち先生の作品のエバーグリーンな感じは、他の80年代作品と一線を画しています。
・この前見た、新谷良子さんのライブDVDのインパクトがすごくて笑、「ひーあたりりょーこー!」と「りょーこがいるから大丈夫」のかけ声が頭から離れなくて困る。
・みなみのテーマはフジファブリックの「若者のすべて」で笑。いつか2人が花火を見られますように。
・エイトくんお面。畑先生との友情の証か笑。エルシィは普通にお祭りエンジョイしてますな。
・絶望先生。前田君の過去が暴露されてる件がさっそく背景ネタになってるんですが…笑。
・やおよろっ、クラサン行きはやかったなー。ここ数週はあまりにもやばすぎでしたが(悪い意味で)、自分のツボをついてくる回も多かったんで残念でもあったり。久米田先生となつみん先生が同じ誌面に載る日はくるのか。

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お久しぶりです。今シリーズは、悠然としている桂馬が新鮮でした。みなみの心の隙間を読みきれるほど接触してないように見えるのに、的確にそこを衝けるのは何故だろ?と思わなくもないですが、その辺は秘するが花なのでしょうか。

それにしても、シリーズ通してみると、第1話だけ「あだち作品のタイトル」ではないんですね。デュオではなくて、「H2」の方にひっかけてたのかな…。
[ 2009/05/27 16:06 ] [ 編集 ]

iuthさん、こんばんは~
最初のプールでの出会いの前の情報収集で、心のスキマは読めてたんじゃないかなーと思っています。今回は桂馬とエルシィの調査部分がごっそり抜けてるんで、なんともいえませんけど。

H2Oですけど、みゆきとH2と「水」にかけてる感じですね。ちょっと苦しいですけど笑。
H2にしなかったのは、「水が好き」という最後のみなみのセリフにもっていきたかったからだろうなと思ってます。
[ 2009/05/27 20:30 ] [ 編集 ]

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[ 2009/05/28 23:02 ] [ 編集 ]

ご指摘ありがとうございます~
陽当たり良好って少コミだったんですね。
ずっとちゃおだと勘違いしてました…
後で修正しておきますね。
[ 2009/05/29 06:28 ] [ 編集 ]

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