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第1回クラブサンデー新人王決定戦:総合王座決定戦。あらためて感想を。

☆クラブサンデーとは
クラブサンデーとは、(いまのところ)すべて無料で公開されている、小学館の新作コミックサイトです。
新人作家さんの読み切り作品、サンデー超で連載されている作品のすべて、webオリジナルの連載まで、火曜・金曜の週二回配信されています。少年サンデーの二軍、と見なされがちですが、連載、読み切りともに、なかなか気合が入った作品ばかり。私は新作読み切り、連載はすべてチェックするほどハマってます。作品を読み終わったら、すぐに書き込めるアンケートページが用意されているのも「ウェブで読みたい」と思える要因の1つ。作家さんへメッセージが伝わるのが分かって楽しいです。

☆新人王決定戦とは。
ひとまず、クラブサンデーの該当ページを。
総合王座決定戦
毎週、新人さんの読み切りが10作品公開され、アンケートで評価が高かった2作品が決勝戦へ進める、という企画。各週の1位2位を集めた8作品の中から、さらに一番アンケートが良かった作家さんが、連載を勝ちとることができます。「連載」が確約されてるのは、作家さんにとってもファンにとっても大きいですよね。最近、少年サンデーの編集部が新人さんで賑わっているというのもうなずけます。


投票の締め切りは8/31まででした。
1位予想のアンケートで1位に入れた作品には、さらに☆5つが追加されるようで。
発表は9/4です!!


というわけで、個人的に好きな作品の紹介。
☆「冥途から。」葛城一先生
迷いに迷った末、1位予想はコレにしました。


冥途から。


冥途から。


葛城一
(C)Hajime Katsuragi/Shogakukan 2009


幼い頃から、他人がついた嘘を見抜くことができる主人公・永真のもとに、ある日やってきたのは冥途からやって来たメイドの冥子。どうやら永真の実の父・閻魔大王から、教育兼世話係として派遣されてきたらしく…? スーパールーキーが描く、ありがた迷惑おしかけメイドコメディー!


posted with EmbedSunday on 2009-08-29





今月のサンデー超にも掲載されてますよー。やっぱり紙で読んだほうが面白いです。もともとセリフ多い漫画だし…。クラサンだと字が見づらいですね。
冥途のメイド、という一発ネタから膨らませた物語っぽいですが、閻魔大王の息子=嘘が見抜けるという設定が細かいところまでいきわたっていて、読み応えあります。

さらにメイドのキャラが強烈笑。セリフや行動がいちいち私のツボに入りまくりです。
「普通の眼帯だとしっくりきすぎてボツりそうだったので、少女漫画調の眼を描いてかわいらしさを出そうとして見事失敗したんです。右向き下手ですし…」
とか、センスが新井理恵先生っぽいですよね。

090829_1623~01
(葛城一先生「冥途から。」より)※少年漫画です。

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(新井理恵先生「ろまんが」4巻より)※少女漫画です。


他作品をつかって、良く分からない例えをする、というところも似てるかも。
090829_1623~02
(葛城一先生「冥途から。」より)

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(新井理恵先生「うまんが」3巻より)

メイドの登場シーンとかめっちゃ好き。どこのお岩さんだ笑。眼帯のインパクトといい、メイドものなのに萌えをすっぱり切ってるあたりが潔すぎ。掛け合いのテンポも完璧だと思うのです。

設定に関しても、「嘘が見える→閻魔の子ども」っていうのが細部にいたるまで生かされていて芸が細かい。こういうの好きです。
実は小ネタも充実。小学生時代の回想の背景の習字は全てネガティブな一文字になってたり…。

オチは「ひどい!笑」ですが、コメディでありながら、人間の「嘘」と「正直」の難しさがテーマになっていて、結構考えさせられました。小学生時代の回想とか、人間哲学的なテーマとか、さらに膨大なテキストによるギャグとか、またまた新井理恵先生っぽい。

しかしまぁ、一般うけするかというと…。どうなんだろう。もうちょっとセリフが少ないほうが「読みやすい」作品になると思うんだけど、そうなったら葛城先生の良さがなくなってしまうよなぁ。



☆「死神さんの時限爆弾」猫砂一平先生
冥途から。もそうですけど、これも良く練られた構成のコメディ。こういうのに弱いのです。
セリフのセンスも抜群ですけど、やはり長いセリフ回しが好きって理由で冥途から。を1位に、死神さん~を2位にしました。


死神さんの時限爆弾


死神さんの時限爆弾


猫砂一平
(C)Ippei Nekosuna/Shogakukan2009


ある日突然…鳥本俊は、死神に爆弾をセットされてしまう。なんだこりゃと思っても、後の祭り。これから出題する簡単な問題に、制限時間内に答えられなかったら爆発するって仕組み。いきなりだけど、命を懸けたクイズ大会のはじまり〜! 出題者はクラスメートの亀井ミドリ。それでは、問題です…「鳥本俊!! 死にたくなければ、お前の好きな人を言え〜!!」って、のっけからタイムリミットいっぱいの読切コメディー36P!!


posted with EmbedSunday on 2009-08-29





これ、どう感想書いてもネタバレになりそうな話なので笑。
とにかく、読め!と。読んだらさわやかな気分になれます。


☆「紳士競艇」森園フミ子先生
上2作に比べたら、ストーリー的には王道なんですけど。


紳士競艇


紳士競艇


森園フミコ
(C)Fumiko Morizono/Shogakukan 2009


どんな頼みも断れない高校生・水上文吾が、ある日勧誘されたのは、「西高の海賊」の異名を持つ問題児たちの揃ったボート部!! 唯我独尊な生徒達の集うボート部は、個人競技では無敵だが、集団競技はダメダメ。そんな彼らを指揮する役目を押しつけられた文吾の未来は…!!? 煌めきの超新鋭が贈る青春部活読切32P!!


posted with EmbedSunday on 2009-08-29





「イエス様」の意味が変換される気持ちよさといったら!!爽快!!

森園先生のサイトはこちら→森蔵
好きな番長:卑怯番長だそうですよ笑。

キャラがわざとらしくなく、生き生きしてて好きですー。まるっこい絵も好き。
イエス様が始めて嫌だというシーン、そしてイエス様に新しい意味ができるってのにぐっと来ました。部員が結束していく様子をもっとじっくりみたかったというのはありますけど、読みきりっていう制限のなかでは難しいことで。連載で読みたいなぁ。

話は王道中の王道なんですけど、やっぱり「イエス様」というキーワードの使い方がすごく印象的ですよね。全体的にまるっこい絵柄なんですけど、なかでも異質な存在、高校生に見えないキャプテンが好きです笑。
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あれですな、ミスフルにおける羊谷監督ポジション。

絵や構成がかなり進化して気づいてなかったけど、森園先生の作品はサンデーR(2008)にも載ってました。
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キョーケン。うれない漫才コンビが、笑わないグラビアアイドルを引くぬく(と書いてもよくわからないな)話。熱いコメディーです。



☆「花は散れども」小野ハルカ先生


花は散れども


花は散れども


小野ハルカ
(C)Haruka Ono/Shogakukan 2009


人の“未練”が鎖の形になって現れたもの…“練鎖”。連鎖は長く引きずれば、邪鬼を呼びよせてしまう。邪鬼につかれた人間は、破滅的な行為に走り、最後は命を落とす。寅吉は、そんな“練鎖”を見ることができる修行僧。ただ、あまりに優しく繊細なため、いまだに独り立ちできない。そんな寅吉が、故郷の村に帰ってきた。そこで初恋の少女・桜花に再会する。だが、桜花には“練鎖”が…!! ハートフルファンタジー読切38P!!


posted with EmbedSunday on 2009-08-14






とにかく雰囲気がいい!セカイにぐっと引き込まれますなー。画面から漂うセカイの強固さは、「花は散れども」が1番だったんじゃないかと。ラストの余韻がすばらしくって、読んだ後すぐに他の作品に行けませんでした。邪鬼を呼び寄せる未練と、強い心につながる少しの未練。最後、寅が未練を残したまま、強くなろうとしてるのがいいなぁ。基本女々しい主人公なんですけど、その女々しい部分を強さに変えようとする主人公って結構新しい感じがします。

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最初と最後の、寅の表情の微妙な違いがすごく好き。地味かもしれないけど。

小野先生もサンデーR(2008)に読みきり掲載されてましたね。新人読みきりの1番目に載っていただけあって、絵もストーリーもかなり完成度高かった記憶が。
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熱泉!湯の国温泉守伝説。時代モノファンタジー&人情モノってとこは、今回の読みきりとも共通ですね。強い治癒力等をもつ温泉が沸き出す「泉都」を舞台に、温泉の源となる温泉石をめぐって湯賊と温泉守が戦う話。この話もセカイへの吸引力がすごかったですな。基本は時代劇の人情モノのパターンなんですけど。



☆「D.O.U.M 」小林裕和先生
サンデー本誌に掲載された読みきりのほうが面白かった笑。


D.O.U.M


D.O.U.M


小林裕和
(C)Hirokazu Kobayashi/shogakukan 2009


人類に宿った、特殊な力。一人一人の人間がその能力を発見し、「進化」を遂げた未来は、混沌に支配されていた。荒んだ心、はびこる暴力、無法地帯と化した街。力だけが物を言うその世界の秩序を護るのは、「DOUM」という名の高位能力者集団だった。そして、今日も街の片隅でとある事件が発生。「DOUM」の一員、芥川ジンが出動するが…!? 編集部期待の俊英が描く、巨弾読切44P!!


posted with EmbedSunday on 2009-08-29





話もハードボイルドで、絵もハードボイルドな印象。ちょっとアメコミっぽいイメージがあるんですがどうでしょう?前に掲載されたⅢとかもそうだったなー。
あいかわらず新人とは思えない絵の上手さ。戦闘シーンの迫力。
「能力なし」という設定も、ストイックな主人公も良かったです。
ただサンデーに連載ってなると、もっとキャッチーな部分が必要なんだろうな。
敵にもっと魅力があったらよかったかなぁ…

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