さよなら絶望先生 第百四十三話 感想

第百四十三話『六月の崩袈裟固め』
よみましたっ(水曜に…)
ようやく本格復帰?ということで…
仕事落ち着くまでは更新遅くなるかもです。久米田先生の過去を漁ることも楽しいんですが笑、とりあえずは現在のことを第一にっ!

☆小学館問題で俄然注目をあびる久米田先生
いやぁ、今回は例の雷句先生小学館提訴の事件に対して久米田先生がどう反応するかっていうのでかなり漫画読みから注目を集めていらした久米田先生ですが…予想以上の作品を描かれていらっしゃいますよっ!!最近の特徴である凝ったストーリー構成&画面構成を生かし、今現在の久米田先生ならでは、のネタに昇華していらっしゃいます。もう、改蔵の焼き直しとは言えないですね。


☆サブタイトル
さっぱり検討がつかないのですがっ汗


☆今回のテーマ、構成について
・今回のテーマ
六月、梅雨ですね。「雨降って地固まる」…ではなく「雨降って地 陥没」がテーマです。
今の世の中、腹割って思いっきりぶつかってたら固まるどころか…という感じ。改蔵でも似たようなテーマありましたけど(調べついたらあとで追記しておきますね)、今回は単にストレートなネタでなくいろんな「メッセージ」があるように受け取れるので「改蔵」とは方向性違うと思うのですよ。

・今回の構成
生徒(今回は愛ちゃん)の日常→先生のテーマ提起(雨降って地陥没)→急展開(本当に陥没)→先生が例示→他の生徒が出てきて例示(千里ちゃん、まといちゃん)→可符香ちゃんのポジティブ転換(共通の敵)→先生が被害に…(女の敵の絶望先生)→さらに急展開(大洪水とノアの箱舟)→未来オチ(ヤンサン面白かったらしいよ)

最近、生徒の日常シリーズで始まるパターンが多いですね!12ページでキャラもネタも見せてくれる久米田先生は、最近さらに全体の構成もすごいのです…

南国は、まるでラジオや雑誌の読者投稿ページのハガキ職人のように思いつく限りのネタをハイテンションで並べてる、それこそ「瞬発力」のギャグだったわけですが(改蔵はまたちょっと違うんですけど、簡単に言えば南国のノリをローテンションにした感じ)、最近の絶望先生はネタの瞬発力だけに頼っていないのです(ネタを使いまわしてるってのもあるのでしょうが笑)

特に今回は、小学館の問題もあってか捻ったメッセージが隠れているようにも読めます。直接言及してギリギリのラインをつくのは久米田先生の得意分野なのでしょうけれど、今回あえてそれをやらなかったのはすごいなぁと。ここら辺は後でもうちょっと言及したいと思います。


☆愛ちゃんと糸色先生には雨が似合う
雨が似合う愛ちゃん

雨に濡れて伏し目がちな愛ちゃん。湿った服といえば『改蔵』のしめしめ団を思い出してしまいますね
笑。愛ちゃんはやっぱり先生のお気に入りなんでしょうね。


☆「それでも降ってしまったら傘を差すといいですよ」
腹割って互いの主張をぶつけ合いなんてしたら大抵修復不可能な関係になてしまうものです!
余計な雨は降らないほうが良いのです
それでも降ってしまったら 傘を差すといいですよ

(459ページ)

ここへ来て、最初の導入に愛ちゃんをもってきたこと、それに傘を差し出す先生、という構図におおっ!と納得。愛ちゃん相手じゃなくちゃ「それでも降ってしまったら 傘を差すといいですよ」とは言わないでしょうからね、先生は笑。他の子だったら「余計な雨は降らないほうが良いのです」でとまってたんじゃないかなぁ…
そしてこのらしくない部分にこそ、久米田先生の思いが込められてるんじゃないでしょうか。


☆正当な理由で打ち切った編集長vs不当な理由で打ち切られた漫画家
これは…改蔵連載終了当時のことでしょうね。ということは、編集長=三上元編集長。「正当な理由」と書いてあるところが上手いですね。当時の状況が一発でわかる表現だと思います。


☆サンデーとマガジンみたいに仲良くなったじゃないですか!
それは表面だけで固まっているだけですから!とさらっと否定笑。


☆出版社と漫画家徹底的にやればいよ!読者がいなくなります!
ここらへんが一番ストレートに久米田先生の立場が現れているような。


☆サンデーvsマガジンにはガンガンを!
さらっと流しているようで、強烈な皮肉っ
あくまでジャンプの外の出来事、井の中の蛙大海を知らず、的な、ね笑
でも、それだからできたサンデーの作風ってあるんですよ!それがすきなんです、私は!


☆擬音が…
こじつけ罪かもですが笑、465ページの10コマ目。「がしゅっ」に…


☆漫画家がいなければ漫画が描けません!編集者がいなければ本が出せません!
そう、今回問題になったのってここなんだろうなぁ。どちらも漫画を世に出すには必要なんだから、お互い尊重しあいましょう、ということですね。で、ひとつ忘れがちなのが…


☆マンガ読むヒマあったらケータイかネットっしょ
読者に見捨てられたら、どっちもおしまいだよ、と…
さらにとどめが。

☆ヤングサンデーってのは面白かったらしいですよ
このままじゃサンデーも廃刊予定のヤンサンと同じ道をたどることになるよ、と…
でもヤンサンの漫画、今非常に面白い(と私は感じてる)んです。単行本も売れてる、けど「雑誌」は…
というわけですね。個人的お勧めは、久米田先生のかつての宿敵北崎拓先生の『さくらんぼシンドローム』と、ファンを嫁にしたということで久米田先生の標的になった、河合克敏先生の『とめはねっ!』などなど。その他にも草場先生、万乗先生といったかつての少年サンデー組の作家さんのマンガが面白くて、毎週楽しみだったんですが…涙


これだけでも完璧だったんですが、いつものごとく巻末コメントもネタとリンクしてます…
☆巻末コメント
南国の返却原稿を整理していたら大変なモノを見つけてしまったあ~ これは他の作家さんの原稿だーどうしよう(銭形風に)
ルパン三世のカリオストロの城ネタです。本編でもカリオストロネタありましたね。
これも、本当なのか冗談なのか、いろんな受け取りかたができるわけで笑。
相変わらず言葉の使い方がお上手です。

画像のアップはもう少し遅めになる予定。見ている人いたら気長に待っててください…

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[ 2008/06/22 20:04 ] さよなら絶望先生感想 | TB(0) | CM(0)

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