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トガリ、11年越しの最終回!!嗚咽が…止まりません…【コミックフラッパー6月号感想】

トガリ、ついに完結!!
ですよみなさん…!!
その事実だけで、すでに呼吸困難になりそうな私がいます。
夏目義徳先生、本当にお疲れ様でした…!!!

無駄に多感だった10代の頃、少年サンデー誌上でこの漫画に出会い、自分の弱さや他人との価値観の違い、人のために何かをするということ、自分のために何かをするということ…とにかく色んなことをこの漫画を通して考えたものです。この漫画が無かったら、私はあまりに暗くて独りになりたがりだった中学生時代を乗り切れなかったと思います。

かなり重いテーマに切り込んでいるにもかかわらず少年誌らしいテンポの良さと、映画のような迫力満点な演出、トーベエ、いつきを中心にストーリーを動かす魅力的なキャラクターに私の心は釘付けでした。

そこまで入れ込んだトガリですが、少年サンデーでは2002年に「打ち切り」の形で終わり、2009年、コミックフラッパーで「咎狩白」として完結編の連載が始まりました。そして2011年6月号で真の完結を迎えたわけです…!!

咎狩白では、現世での戦いだけではなく、冥界と天界の戦いにまで世界が広がっていました。
登場するキャラクターも増えました。
しかし最終回では、その争いをおさめるとともに、(旧トガリの)第一話で投げかけられた問いにトーベエが答えを出し、前を向いて歩きだしました。壮大な世界観や難しい哲学を語るよりも、一話で掲げられたテーマに、真正面から対峙するトーベエの選択と成長に重きがおかれた最終回。
今まで「トガリ」を追っかけてきて、本当によかったと思える最終回でした。
トガリの1話を読んで衝撃を受けたという方は、ぜひCOMIC FLAPPER (コミックフラッパー) 2011年 06月号 [雑誌]を買って最終回を読んでほしいと思います…!!

最終回を読んでいると、ページをめくるたびに、今までのトーベエたちの軌跡が思い出されて、そして自分の11年の思いが蘇って、涙と嗚咽が止まりません…

最終巻は6月発売予定だそうです。夏目先生のあとがきにも期待しています!!

☆トガリについて
概要
『トガリ』は、夏目義徳による日本の漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて2000年36号から2002年11号まで連載された。『コミックフラッパー』(メディアファクトリー)2009年11月号より、続編である『咎狩 白』が連載中。(wikipediaより)

ストーリー
現世で罪を犯し地獄へ送られたものの300年の間抵抗を続けた男、統兵衛。人のぬくもりを知らず、ただ生き延びることだけをシンプルなルールとして生きたこの少年は、地獄の首魁・エマとひとつの取引をする。罪を狩ることのできる木刀・咎狩を用いて、108日の間に108の罪を狩ること。トガリと呼ばれるこの試練をこなせばあらたな生を与えられるというのだ。悪を以って悪を討つ統兵衛の300年ぶりの人間界現世での生がはじまる。その先にあるのは悪滲む暗き闇か、それとも……。(コミックフラッパー公式HPより)

単行本


もとは少年サンデーコミックスですが、咎狩白 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)咎狩白 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)の単行本と合わせて、トガリもMFから再販されています。表紙書き下ろし、さらに旧版の表紙もカラーで収録されています。各話の製作秘話と、トーベエが地獄へ落ちる前の過去編もトガリ新装版に新しく描き下ろされていて、(トガリを当時読んでいた人は本当に必見だと思います!!旧単行本をもっている方もぜひ!!)かなり読み応えある新装版となっています。もはや私のバイブル。

以下、ネタバレを多大に含む最終回の感想です。







白い闇、瀬奈に手を差し伸べたいつきは彼に拳銃で撃たれ病院に運ばれます。
(この下りも、言いたいことがたくさんありすぎて…!!単行本がでたら改めてレビューしたいと思います)

そして統兵衛は、いつきを傷つけた、死に近づけてしまった悲しみに満たされ、咎狩は最後に「悲しみ」を取り込んで完遂します。

統兵衛がずっと求めていた地獄からの解放。その条件だった108の罪を集めること。
しかしその代償は、初めて守りたいと思った人、いつきを失うということでした。

先月号での統兵衛の慟哭と怒りと悲しみ。
そして今月号で廊下で放心している統兵衛。
これを見て何も思うなという方が難しいです…涙。
彼は現世で人と関わるようになって、自分を犠牲にしてもかまわないと思えるほど大切な人と居場所を得たのだなぁと心から思いました。

約束通り108の罪を集めた統兵衛は、エマ様(ナース服姿もお美しい…!)から「命」を手渡されます。
本来なら新しい人間として転生するのが筋ですが、任務完遂のメリットとしてなのか、今の体のまま命をもらい受けることも可能なようです。

が、しかし。今の統兵衛にとっては、自分が生きるより大切なことがありました。
「その命をあいつにやってくれ」

統兵衛の記憶は現世の人々から消える。
「その方が好都合よ 心配されずに済むからな 俺はどうなろうが構わねぇ」

統兵衛の土下座。冒頭の冒頭の光がない彼の目とは違い、ここには光ある、意思が宿った目が見えます…!!

そして統兵衛は、いつきのために自分の命を失います。
オセの前で、かつて死刑になった時の自分の死を追体験する統兵衛のシーンはとてもショッキングなものではあるのですが、首がとんだあとの彼の口元は、かつて一度死んだ時とはまったく違うであろう、やさしい笑みが…涙。

そしてそのにシンクロする、いつきの心電図。
一度完全に止まったと思われた彼女の心臓は、統兵衛の死とともに再び動き出します。

冥界では統兵衛の処遇について申し立てが行われます。
そこで語られる統兵衛の言葉で、なんとか保ってた私の涙がボロボロと…!!
というかですね、涙が出る前にううーーと…言葉にならない嗚咽がですね…

「奪った命だけじゃなくその命のまわりにいる人からも全てを奪う それが俺の罪だったんだな」
「俺はもう何処にでも行く覚悟がある」
「俺が生きることよりも もっと大事なモンがあるからな」


そして、最後に彼が残した言葉「アリガトウ」が…!!もうどうしようもなく辛くて嬉しくて幸せで…!!
この言葉を彼が呟いた意味、1話を読み返すと本当に大きいと思いました。

あの統兵衛が、自ら「アリガトウ」の意味を理解して、自ら「アリガトウ」を呟いた。

でも、ここまで来てですよ…!いつきや家族が統兵衛のことを忘れてしまうなんて…
統兵衛が守ろうとした現世にいられないなんて悲しすぎると、本当につらいと、思ってしまうんですが…

そこにもちゃんと救いがありました。
倒れたあの樹を見ていつきが流した涙には、彼女と統兵衛が出会って今までに積み重ねられた思い出が全てこめられている気がして…

で、ここから!!ここからがまさに不意打ちで!!
トーベエはオセとともに、また現世に戻ってきたのです。
また新たな任務を携えて。

このシーンはぜひ本編で読んでいただきたいので詳しく言いません。
そして、いつきの涙より後は蛇足だ、という人もいると思います。
でも、私はまたこの二人のコンビを、現世で見ることができて嬉しくてしかたなかったです。
また最初に戻ったようで、(実際いつきに見つからないよう隠れる二人は「初期のノリ」でした笑)
実は統兵衛はずっとずっと、人間として成長している。
それが分かって本当にうれしかった!!

トガリという作品に出会えたこと、夏目先生が最後まで描き切ってくださったことに感謝します。
これからもきっと、何度も何度も読み返す作品だと思います。
11年、漫画を読み続けてきたよかった…!!
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